プロ御用達ブランド「ルベル」に聞く！夏の紫外線、傾向と対策

季節に関係なく、しっかり髪の乾燥をケア

広報の植野尚子さん

ー本日はよろしくお願いします。ルベルさんが提唱している髪の紫外線ケアはどのようなものなんでしょうか？

よろしくお願いいたします。 まず、大前提として日常的に紫外線を完全に防ぐことはできないので、紫外線を浴びた後のケアが特に重要です。
ここ数年で紫外線を受ける前のケアに対するニーズを感じますが、SPFは肌に対する数値であり、ヘアに対しては言えないことなどからルベルの商品ではSPF表示は現状していません。

ーそれは知りませんでした。

そもそも髪が受けるダメージ要因の多くは乾燥にあります。乾燥の原因はさまざまですが、日常生活の外的な影響や不規則な生活など、エイジングも含まれますね。紫外線もそのなかの大きな原因のひとつで、紫外線を浴びた髪のケアは保湿することがとっても大切なんです。
そこでルベルでは、手触りを良くするということや未然に防ぐことだけではなく、ダメージを受けた髪の内部までしっかりと潤いを届け、内部からケアされた美しい髪でどれだけヘアスタイルを楽しんでいただけるかを大切にケアをご提案しています。

ー表面的なツヤやサラサラさにとらわれず、髪の内部に気をかけることも重要ということですね。

そうですね。当然見た目の美しさも大事ですが、私たちが対象としているお客様はヘアサロンを通じた一般のお客様になりますので、ただ髪をキレイに見せることが目的ではなくて、いかに美しい髪でさまざまなヘアデザインを楽しんでいただくかというところを目的にしている以上、髪内部のケアは欠かせないと思っています。

ーなるほど。日頃から髪の紫外線ケアを気にかけている人って多くない気がしています…。表面的な部分のオシャレだけに凝りすぎている部分が強いと思うので、そういう人たちが普段から心がけるべき紫外線対策やケアはどういうポイントになりますか？

紫外線を浴びるとわかっているときや、外を歩く日は何かしらケアをしていただきたいです。アウトバストリートメントで紫外線ダメージから髪を守り、髪の内部からしっかり保湿するヘアトリートメントで日々のお手入れをされることをオススメします。

ー紫外線を含むダメージケアには乾燥対策が重要ということでしょうか？

はい。髪が乾燥していると摩擦によるダメージも受けやすくなり、さらにダメージが進行してしまいます。例えば寝ているときの枕との擦れや、髪を日常的にクシやブラシで過剰にとかす行為、泡立ちの悪いシャンプーでも髪は摩擦ダメージを受けます。それらの損傷を防ぐためにも髪の内部から保湿して滑りを良くするケアが大事になってきますね。

ーでは、シャンプーはどういうものを選んだ方がいいのでしょうか？

地肌の隅々まで届く泡立ちの良いシャンプーで、地肌と髪を優しくしっかり洗い上げるものが良いでしょう。
またスキンケアのように自分の地肌タイプに合ったシャンプーでマッサージするように洗うことをオススメします。ヘアケアの基本は、シャンプーからです。健やかな地肌が美しい髪を育むので、ぜひ担当のヘアスタイリストさんにご相談してみてください。

「ノンシリコン」をあえてアピールしない姿勢

ー巷ではノンシリコンとかオーガニックのプロダクトってすごく流行っていますが、あえてアピールされていないんでしょうか？

ルベルは今年40周年を迎えますが、今でこそノンシリコンというものが当たり前とされるなか、ルベルのシャンプーや地肌ケアアイテムにはずっとシリコンを入れないというポリシーを貫いています。
特にシリコンが悪者という考えではなく、単純に地肌に必要ないものとして捉えています。
長年当たり前に処方を組んでいるので「ノンシリコン」が新しいという認識がないからでしょうかね。「オーガニック」については、日本のオーガニック基準が曖昧なため、積極的にアピールはしていません。ルベルのプロダクトでは「自然由来成分100%」などの商品をナチュラル系にこだわるお客様に向けてご提案しています。

ー紫外線対策にオススメのルベル商品は何ですか？

「トリエ エマルジョン ココヴェール」がとてもオススメです。トリエのエマルジョンシリーズはミルクとワックスの間のような剤型で伸びが良く、幅広い表現力が特徴的なスタイリングシリーズなんですが、ココヴェールはその中で唯一のヘアトリートメントです。紫外線を受ける前と受けた後のケアができ、しっかり保湿して心地よい髪ざわりとまとまりが続くアイテムです。

トリエ エマルジョン ココヴェール（50ml）／￥1,700（税抜）

ー紫外線を浴びる前後両方をケアできるのはいいですね！

それ以外だと、「イオエッセンス」シリーズは日常的に受けた紫外線ダメージにCMCのケアを日常的に行うことができるヘアトリートメントです。

（左から）イオエッセンス スリーク、イオエッセンス モイスト、イオエッセンス フォルティ（各100ml）／￥2,000（税抜）

ー「CMC」という言葉はあまり耳馴染みがないのですが、どういうものなのでしょうか？

髪のさまざまな成分同士を接着させる物質のことをCMCといいます。
キューティクルや髪内部のタンパク質をつなぐ潤い保持に大切な成分で、紫外線などの外的ダメージやエイジングによっても失われてしまうため、ケアによる補充が必要なんです。

ーなるほど。見た目だけにこだわらず、中身の健全化が大切ってことですね。本日はありがとうございました。

http://www.lebel.co.jp
※掲載商品はすべてヘアサロン専売品です