更新日:2018.01.02
2148

ノンシリコンコンディショナーに迫る!シャンプーだけじゃないんです♪

ノンシリコンのシャンプーを愛用する人が増えてきているなか、コンディショナーもノンシリコンのものが販売されるようになってきました。シリコンとはそもそもどういうものなのでしょうか。また、ノンシリコンコンディショナーに、シリコンの代わりに配合されている成分について調べてみました。

そもそもシリコンってどんなもの?

シリコンは安定性の高い有機化合物

width='399'

シリコンとは、熱や光に強く、柔軟性と通気性を備えた有機化合物。調理器具、医療器具、コンタクトレンズなどにも使われています。シャンプーには、髪や地肌には付着しにくい低分子シリコン、コンディショナーやトリートメントには、吸着性が高いシリコンが使われます。

 

シャンプーやコンディショナーにシリコンを入れる理由

width='399'

濡れた髪はキューティクルが剝がれやすく、そこに洗剤と摩擦が加わると、髪の毛が傷んでしまいます。シリコンを配合することにより、頭皮や髪の油分の取りすぎと、摩擦を防ぐことができます。

 

シリコンが入っているコンディショナーの表示

width='399'

シリコンの表示は、ジメチコン、シクロメチコン、ジメチコノールなどです。

 

ノンシリコンコンディショナーとは?

ノンシリコンでもきしみにくいアミノ酸系コンディショナー

width='399'

髪の主成分はケラチンというタンパク質。アミノ酸はなじみやすく、髪の毛を補修しくれる優しい成分なので、シリコンで保護する必要がないのです。さっぱりとした仕上がりになります。

 

保護成分を配合したコンディショナー

width='399'

シリコンの代わりに、カオチン剤という陽イオン界面活性剤、ホホバオイルや椿油などの天然オイル、アミノ酸が複数配合されているものがあります。

 

ノンシリコンコンディショナーのメリットを追求!

敏感肌の人には天然成分のコンディショナーがおすすめ

width='399'

肌がとても敏感で、シリコンを使うのを避けたい人は、天然オイルやアミノ酸を配合したコンディショナーの方が安心です。

 

パーマやカラーがしっかりかかる

width='399'

シリコンコンディショナーに使われているシリコンは、吸着性が高いシリコン。髪の毛や頭皮に残りやすいので、保護してくれる反面、パーマやカラーがかかりにくくなります。

 

ノンシリコンコンディショナーにもデメリットあり

陽イオン界面活性剤(カオチン剤)入りは要注意

width='399'

帯電防止、潤滑の目的で、コンディショナーや柔軟剤などに使われています。頭皮や髪の毛はプラスイオンなので付着しやすく、言い換えれば残留しやすい成分。髪の毛の表面がツルッとした手触りになる一方、殺菌剤に使われるほど殺菌効果があるので、肌がデリケートな人は注意が必要です。塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウムなどがカオチン剤です。

 

本当に有害なのはシリコンではなく他の成分

width='399'

シリコンは、頭皮にべったり付かない限り、あまり害のあるものでありません。シリコンを配合するのは、他の成分が頭皮や髪に与えるダメージを軽減するため。シリコンを入れなくてはならない、負担の強い成分が入っている可能性があり、それが有害なのです。

 

ダメージヘアにはシリコンが有効

width='399'

パーマやカラーなどでダメージを受けていると、天然成分やアミノ酸では補い切れないこともあります。油の酸化、持続性などのデメリットもあるので、髪の毛の状態によっては、負担の少ないシリコンコンディショナーを使って、摩擦を防ぐ方がベターな場合もあります。

 

シリコンの有無だけでなく他の成分にも注目して

ノンシリコンがもてはやされる風潮がありますが、頭皮や髪にとって本当に有害なのは、洗浄成分やシリコンの代わりに入れられている他の成分。コンディショナーを選ぶときには、成分表示を確認して購入するようにしましょう。

 

HAIR編集部

HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。

消費税法による総額表示義務化(平成16年4月1日)に伴い、記事中の価格・料金表示は最新の情報と異なる場合がございます。ご利用やご購入の際には最新の情報をご確認ください。

関連する記事