更新日:2019.01.25
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石けん成分100%にこだわった、ジャパンゲートウェイの「メルサボン」が愛される理由とは

石油由来の成分を使わず、石けん成分100%にこだわった液体ボディウォッシュ「メルサボン」シリーズ。お客様の声をもとに開発した、ブランドのこだわりや魅力について、ジャパンゲートウェイの篠田亜矢子さんにインタビューしました。

石けんの優しさと使う人のことを考えて生まれたボディウォッシュ

株式会社ジャパン ゲートウェイ 商品企画 篠田亜矢子さん

―「メルサボン」のコンセプトと、商品誕生の背景を教えてください。

「メルサボン」は発売以来、石けん成分100%にこだわって作ってきました。いろいろな洗浄成分がありますが、やはり石けんが一番汚れ落ちが良く、肌にやさしいのではないかと考えているからです。

固形石けんもいいのですが、より泡立ちやすく、使い勝手が良いといわれている液体のボディウォッシュにすることで、固形石けんの良さと使い勝手の良さを両方合わせられないかと考え、このブランドが誕生しました。

―石けん成分の良さというのは、具体的にどのようなところでしょうか?

石けんで体を洗った時のキュキュッとした洗い上り、汚れが落ちた、という肌触りや感覚。これらは、弊社に寄せられるお客様の声の中でも多くの方が求めていらっしゃるものです。肌をしっとりさせる成分が入っている市販のボディウォッシュを使ってみて、ぬるつきを感じてしまうのが嫌だというお客様の声もあるんですよ。

ボディウォッシュの一番の目的は肌の汚れを落とすということです。石けんで洗うと、泡を流した時に肌触りがキュキュッとして「きれいになった!」「さっぱりした!」という感じがします。さらに、石けん成分の脂肪酸によって保湿もできているといわれています。そういった使用感や汚れ落ちの良さを含め、私たちは肌にとって、ボディウォッシュには石けん成分が一番良いのではと考えています。

弱アルカリ性が肌の力を引き出し、保湿効果も期待できる

―確かに石けんで洗うと、肌がキュキュッとした洗いあがりになりますね!

よく「肌がきれいになる」「ツルツルになる」といわれている温泉のお湯の成分は、弱アルカリ性なんです。人の肌は弱酸性といわれますが、肌についている汚れや角質は酸性のものが多いので、石けんのアルカリ性の泡で中和して、汚れを落とすという考え方です。また、洗い流すときに、肌に石けんの膜ができます。それがキュキュッと感じさせるのです。

この石けんの膜によって、肌が一時的に弱アルカリ性になり、自然と弱酸性に戻そうという働きが起きます。その働きによって体内から汗などの水分が出てきて、時間が経つと石けん膜が脂肪酸という天然の保湿剤になるといわれています。石けん成分だけでも、肌への保湿効果があると考えられているんですよ。

じっくり手間ひまかけてつくる「コールドプロセス製法」

―ほかにも「メルサボン」ならではのこだわりがあれば教えてください。

南フランスで伝統的に行われてきた「コールドプロセス製法」という方法で作っています。固形石けんは、通常は加熱して作る方法が効率的なのですが、短時間で高熱を加えることで石けん成分の中の植物性オイルであるグリセリンやビタミンなどが変質したり、失われたりしてしまうといわれています。それでは石けんの良さが生かしきれないと考えました。

そこで、手間もコストもかかるのですが、じっくり時間をかけて低温で熱を加えていくコールドプロセス製法で、より石けんの良さを残せるようこだわってつくっています。液体にしたボディウォッシュで、コールドプロセス製法を取り入れている製品は少ないのではないでしょうか。

また、南フランスの調香師によって配合された香りの評判がとてもよく、お客様から高い評価をいただいています。以前からある「フローラルハーブ」はとても人気があったので、リニューアル後もこの香りのベースは変えませんでした。新たに加わった「グラースデイズ」という香りもお客様に好評をいただいています。使ったあとに華やいだ気分になったり、やさしく癒されたりするのもメルサボンの特徴だと思います。

人気キャラとのコラボで「おしゃれカワイイ」ボトルデザインに!

―今回、限定パッケージとして「セサミストリート」のキャラクターを商品デザインに使われているんですね。

そうなんです。セサミストリートのキャラクターの世界を活かしたイメージで、インパクトがあるのでは、ということになりました。セサミストリートはアメリカの教育番組なのですが、実はメルサボンというブランドにも共通する部分があると思っています。

発売当初から、メルサボンは生まじめというか、不器用というか、真剣に石けん100%に向きあいながらも香りやパッケージで女性の気持ちをくすぐるブランドでありたいと考えていました。そういったブランドイメージが、楽しさの中にも真面目に色んなことに向き合っているセサミストリートの持つ世界観と共通するのではないかと思い、起用させていただきました。ちょっとおしゃれな、お風呂場にあっても違和感のないデザインになったと思っています。

お客様の声を大切に、「メルサボン」ブランドを育てていきたい

―メルサボンは、つねにお客様の声を大切にしているのですね。

実は、わたしたちも一時、世の中の流れに寄せて保湿成分を取り入れ、石けん成分100%ではないものをつくったことがあったんです。でも、やはり石けんの良さ、洗いあがりを気に入ってくださっているお客様の声をたくさんいただき、原点に立ち戻って「石けん100%にこだわろう」ということになりました。

「石けんならではの洗い心地ですっきりさっぱり。でも、つっぱらずにうるおう」というお客様の声を聞くと、これがメルサボンの個性であり、最大の特徴かなと思っています。

―今後は、どのようにブランドを育てていこうと考えていますか?

石けん100%の良さを、もっと多くの方に伝えるための工夫を考えています。たとえば、イメージキャラクターに梨花さんを起用したのは、梨花さんの自然体で凛としたイメージとブランドの世界観が似ていて、たくさんの方にメルサボンのメッセージを届けられると考えたからです。パッケージデザインやキャラクターも含めてメルサボンの世界観が好きと言っていただいている方もいらっしゃいます。

今後、ブランドとしてどう見せていくかを考えつつ、ボディウォッシュやフェイスウォッシュだけでなく、もっと商品カテゴリーを増やして、多くの方にお届けしていきたいと思っています。

ブランド情報

メルサボン MELLSAVONについて

「石けん100%」+「石油系0%」この2つにこだわりました。石けん独特のすっきりとした仕上がり感を感じてもらい、1人でも多くの人に洗うということの本質を実感して欲しいと思っています。ボディソープの利便性と、石けんの良さを合体させ、さらに毎日使うからこその楽しさも考えたのがMELLSAVONです。

http://www.mellsavon.com/basic/

ご参考【セサミストリートとは】

セサミストリート(米国NPO法人セサミワークショップ制作)は1969年、アメリカで始まった教育テレビ番組です。以来、多彩な分野で子供たちが「かしこく、たくましく、やさしく」成長することを支援しながら、189個のエミー賞を受賞、今では世界150余ヶ国で親しまれているブランドです。
TM / © 2019 Sesame Workshop

http://www.sesamestreetjapan.org/

HAIR編集部

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