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インタビュー

もっと外国人風の髪色へ。女性の声から誕生した「オルディーブ アディクシー」

大人であっても、遊び心を忘れたくない。そんな女性たちから人気を集めるカラー剤「オルディーブ アディクシー」。3~5レベルの低明度でもキレイな発色をもたらし、一度のカラーで外国人風の仕上がりになれるとして、美容師さんたちからも注目されています。そこで今回は「オルディーブ アディクシー」の開発秘話をご紹介。人気を集める秘密は意外なところにありました!!

女性たちの「欲しい!」をカタチに。そこまでには長い道のりが…


株式会社ミルボン開発本部 商品開発部 グループ4 テクニカルブランド企画室 瀬野恵介さん

―瀬野さん、よろしくお願いいたします。今回は、いま最も注目を集めるカラー剤のひとつである、「オルディーブ アディクシー」の魅力をぜひ、お聞かせください。

瀬野 このブランドは、2017年に生まれたばかりなのですが、おかげさまで美容師さんからもサロンに通うお客様からも、高評価をいただいています。

魅力はなんといっても、欧米人風の透明感のあるカラーに仕上がるということでしょうか。“日本人が髪を染めたような色”ではなく、“外国人が髪を染めたような色”に仕上がるので。

―こうした透明感のあるカラーを開発するに至ったきっかけは?

瀬野 弊社では10年ほど前から「オルディーブ」というカラー剤をすでに発売していて、美容師さんたちからかなり支持をいただいていたんです。でも、寄せられる声を集めていると「物足りない」という気になる意見を目にするようになりました。

そこで、何が物足りないのか調べてみたんです。すると、お客様の中には、ツヤのある上品なカラーを求めるタイプと、髪の赤みを消した外国人風な髪を求めるタイプがいることがわかったんですよ。

オルディーブは、前者のお客様には合うのですが、後者の方には物足りなさを感じさせてしまうようで…であれば、オルディーブではカバーできないカラー剤を出すべきでは?と。まぁ、そういうことで開発することになったんです。

―「オルディーブ」でも十分に素敵な髪色になると思うのですが、それ以上を求めたということですか?

瀬野 はい。お客様から不満がある以上は、それを解決するのがメーカーとしての責任だと思っていますので。

―開発にはどれくらいの時間がかかりましたか?

瀬野 そうですね…2014年から開発に入ったので…3年弱はかかっています。その間、社内でも「オルディーブがあるんだから、これ以上の開発は無駄なんじゃないの?」という声も上がったんですよ。「そんな髪色を求めるお客さんなんて、ごくわずかでしょ?ただのパリピでしょ?」って(笑)。

でも、実際にユーザーから意見を集めてみると、全体的な数が少なくないことが分かってきたので、反対する社員にも実際にユーザーインタビューに参加してもらって、理解してもらいました。やっぱりお客様からの生の声は、強いですね。

美しい色づくり。これが開発の最難関に

―「オルディーブ アディクシー」の魅力は、透明感のある寒色ですよね。この色を生み出すのに、どんな苦労がありましたか?

瀬野 まずはオルディーブの寒色系カラー剤で染めた写真をお客様に見てもらい、どの程度のカラーを欲しがっているのか調べてみたんです。すると、僕たちが「確実に寒色!」と思っていた色ですら「赤い!」と言われてしまって…。今はもう、感覚が違うんだ!僕たちの感覚は古いんだ!と思い知らされました。

欧米人と日本人では、髪そのものの作りが違うんですよね。そこを、どうすれば近づけることができるのか、その問題を解決するのに時間がかかりましたね。

―これまでのカラー剤では、赤みは消せなかったんですか?

瀬野 そうです。これまで、赤みをなくすためには、ブリーチが欠かせなかったんです。ブリーチでかなり明るくなるまで色を抜いて、そこに色を入れることで、外国人風の髪色に仕上げていました。

でも、ブリーチによって髪は傷むし、手間もお金もかかってしまう。お客様にも美容師さんにも負担をかける施術だったんです。

続々と美容師さんから上がる「アディクシーを使うのが楽しい!」の声

―発売されてから、美容師さんたちからはどのような声が上がりましたか?

瀬野 すごくうれしい言葉だったんですが「カラーの施術が楽しくなった!」という声をたくさんいただいているんです!

―それは…なぜなのでしょうか?

瀬野 実はこの「オルディーブ アディクシー」は、少し扱いが難しいカラー剤なんですよ。高彩度なだけに、施術を行う美容師さんのスキルが必要になるんです。プロの技術があって初めて、実践できる色なんですよ。

―他社では逆に、経験が少ないアシスタントでも簡単に扱えるカラー剤が開発されていますよね。その真逆を行ったということですか?

瀬野 そうなりますね。でも、それがプロからウケる要因になったんです。カラーはアシスタントに任せるもの、という状況になっていたけれど、アディクシーは美容師のサジ加減ひとつで色が違ってしまう。カットだけではなくカラーでも、美容師さんらしさを発揮することができるんです。

―なるほど。

瀬野 ですので…これは僕の野望なのですが、美容室ごとの味が出るような、そうした使い方をしていただきたいと思っているんですよ。発売して間もなく2年が経ちますが、サファイアというカラーが突出して使われているんです。

でも、他のカラーを使って、もっとさまざまな色に挑戦して、美容師さんひとりひとりの“らしさ”をアピールしてもらえたら…!そう思っています。

―ありがとうございました!

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