更新日:2023.05.21
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ブリーチ後に黒染めってできるの?染め戻し・色落ち・ダメージを解説

髪の色素を抜くために使用される「ブリーチ」は、髪に大きなダメージを与えるものです。特にブリーチ後に行う黒染めには、慎重な注意が必要です。この記事では、ブリーチ後の黒染めの染め戻しや色落ちの問題、そして髪に与えるダメージなどについて、詳しくご紹介します。

ブリーチ後の黒染めについて知っておきたいこと

黒染めと通常のヘアカラーの違いを知ろう

ブリーチを行わずに髪を黒く染めることを黒染めと呼びます。黒染めは髪の芯まで染められるため、髪は真っ黒になりますが、自然な黒色ではなく人工的な黒色となります。一方、通常のヘアカラーはブリーチを行い、その後にカラー剤を使用して髪を染めます。ブリーチのため、ヘアカラーは黒染めよりも髪へのダメージが大きくなる傾向があります。 

 

ブリーチ後の髪は黒染めが難しい理由

ブリーチ後の髪は黒染めが難しい理由

ブリーチを行うと、髪からメラニン色素が取り除かれます。そして、黒染めはメラニン色素に着色していくため、ブリーチ後の髪にはメラニン色素が不足しています。そのため、ブリーチした髪に黒染めを行うことは困難です。完全に染まらないことはありませんが、色落ちが早くなる可能性が高いため、注意が必要です。 

 

黒染めは色落ちしやすいのか

黒染めは色落ちしやすいのか

黒染めの色落ちのしやすさは、使用するヘアカラー剤によって異なります。色素量の少ないカラー剤を選ぶと、数ヶ月後にはほとんど色が薄れてしまうことがあります。 黒染めをする際には、必要な場合を除いて色素量の少ないものを選ぶことが一般的です。ただし、長期間黒髪をキープしたい場合には、色素量の多いカラー剤を選ぶと良いでしょう。黒染めの色落ちを抑えるためには、適切なカラー剤の選択が重要です。 

 

黒くなりすぎてしまうことも

黒くなりすぎてしまうことも

「黒染め」には様々な「黒」のトーンがあります。一般的に、日本人の髪の明るさは平均的に5〜6トーンです。しかし、3〜4トーンまでダークに染めてしまうと、髪が不自然で人工的な黒に見えてしまいます。黒くなりすぎないようにするためには、自身の髪の明るさのトーンを確認し、適切な染め方を選ぶことが重要です。自然な黒髪を手に入れるためには、バランスの取れた黒染めを心掛けましょう。

 

黒染めした髪をブリーチすることは可能?

黒染めした髪をブリーチするのは難しい

先述したように、黒染めは髪の芯まで黒く染まりますので、その黒をブリーチで完全に抜くことは困難です。 日本人の髪には赤味が多く含まれています。黒染めの髪をブリーチすると、この日本人特有の赤味が顕著になり、髪が赤く見える可能性もあります。そのため、黒染めした髪をブリーチすることは技術的にも難しく、望ましい結果を得るのは難しいと言えます。 

 

黒染めした髪をブリーチするときのヘアダメージ

黒染めした髪をブリーチするときのヘアダメージ

黒染めを施した髪にブリーチを行うと、髪へのダメージが増大します。特に、黒染め後にブリーチを行う場合は、黒色がなかなか抜けず、何度もブリーチを繰り返す必要が生じることもあります。その結果、髪に加わる負担は増え、パサつきや乾燥といった問題が生じる可能性があります。黒染めした髪をブリーチする際には、ヘアダメージのリスクを理解し、慎重に判断することが重要です。

 

黒染めからカラーリングへの染め戻しは可能なのか

黒染めからカラーリングへの染め戻しは可能なのか

黒染めをした髪を明るいカラーに戻したい場合は、美容室での染め直しがおすすめです。自分で染め直すと、黒染めの色素が強く残っているためにムラが生じる可能性があります。また、染め直しによる髪のダメージを考慮し、3ヶ月以上の間隔を空けることが望ましいです。

 

ダメージを軽減するなら!黒染め以外の髪を暗くする方法

ダークトーンのヘアカラーをする

黒染め以外でも髪を暗くする方法があります。例えば、グレーやブルーカラー、グレージュなどのダークトーンのヘアカラーを試してみることができます。
さまざまな種類のダークトーンのヘアカラーが存在するため、自分に合ったお気に入りの色を見つけてみてください。これにより、髪へのダメージを軽減しながらも、髪を暗く演出することが可能です。 

 

色が落ちやすいヘアマニキュアでカラー

ヘアマニキュアは髪の表面をカラーリングする方法です。このカラーリングは表面にコーティングされるため、髪へのダメージが少なく、約4週間で元の色に戻ります。 さらに、ヘアマニキュアは髪を紫外線から守ってくれる効果もあります。色が落ちやすい特徴を持つため、短期間でのカラーチェンジやトレンドカラーに挑戦する際に適しています。 

 

カラートリートメントを使用する

カラートリートメントはトリートメントとカラーリングを同時に行う方法です。このトリートメントは髪に対するダメージが少なく、ヘアカラーの持ちを向上させる効果があります。 ただし、塗りムラを防ぐためには適切な量を使用し、丁寧に塗布することが重要です。カラートリートメントを使うことで、髪にツヤと色彩を与えながら、ダメージを最小限に抑えることができます。 

 

一日だけならスプレータイプもおすすめ

面接や特別なイベントなど、一日だけ髪を黒くしたい場合にはスプレータイプのカラーリング剤がおすすめです。簡単に使えるスプレーを髪にかけるだけで、短時間でカラーリングが完了します。また、シャンプーで簡単に洗い流せるので、その日だけ黒髪にしたい場合に便利です。スプレータイプのカラーリング剤は一時的な効果を持ち、必要な時に手軽に使用することができます。 

 

どうしてもブリーチヘアを黒染めしたいときは

黒くなりすぎない市販の黒染めを使用する

もしブリーチヘアを黒染めしたいという場合、市販の黒染め商品が数多く販売されています。選ぶ際には、黒くなりすぎないように注意しましょう。色素量が適度なものを選ぶことが重要です。また、黒染めのテクスチャや仕上がりについても事前に確認しておくことが大切です。正しい使い方と適切な選択をすることで、ブリーチヘアを黒染めすることが可能です。

 

ダメージの少ない市販のヘアマニキュアを使用する

ヘアマニキュアは髪の表面をコーティングしてカラーリングするため、一般的に髪へのダメージは比較的少ないです。ただし、完全にダメージがないわけではありませんので、できるだけダメージの少ない商品を選ぶようにしましょう。 ヘアマニキュアを塗る際には、頭皮に付着しないように注意深くカラーリングを行うことも重要です。丁寧な塗布によって、より美しい仕上がりとダメージの軽減を実現できます。 

 

色落ちを防ぐカラー用シャンプーを使用

シャンプーの洗浄力は商品によって異なります。カラーリングの色落ちを防ぐためには、洗浄力の低いシャンプーを選ぶことが重要です。 カラーリングの色を長持ちさせるためには、専用のカラー用シャンプーがおすすめです。特にカラーリング後の最初の2週間は、カラー用シャンプーを使用することをお勧めします。これにより、色の鮮やかさと持続性を保つことができます。 

 

トリートメントなどでダメージをケアする

黒染めによる髪のダメージは避けられませんが、トリートメントなどのヘアケアアイテムを使用することでダメージを軽減できます。トリートメントを選ぶ際には、保湿成分の豊富なものや髪に必要な栄養素やタンパク質を含んだものを選ぶことが大切です。これにより、髪に潤いを与え、健康な状態を保つことができます。定期的なトリートメントの使用は、髪の回復とダメージ軽減に役立ちます。

アウトバス・トリートメントもマスト!

シャンプー後は、ドライヤーの熱ダメージにもご注意を。ヘアオイルをつけてから乾かしましょう。正しい乾かし方は動画でチェック!

 

おすすめアウトバス・トリートメントはコレ♪

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ブリーチ&黒染めは失敗しないように注意しよう!

ブリーチや黒染めは髪にダメージを与えるリスクがあります。もし必要な場合には、髪へのダメージを最小限に抑える方法を選ぶことが重要です。専門家のアドバイスを受けたり、髪に優しい製品を選んだりすることで、ブリーチや黒染めを成功させることができます。髪の健康を守りながら、理想のスタイルを実現しましょう。
 

HAIR編集部

HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。

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