更新日:2024.01.21
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クリープパーマとは?ほかのパーマとの違いやメリット、デメリット

クリープパーマってよく聞くけど、どんなパーマなの?ひとことでパーマといってもさまざまな種類がありますよね。特にクリープパーマは名前は知っているけれど、具体的な仕上がりや特徴についてはよくわからないという人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、クリープパーマの特徴やメリット、デメリット、さらにはどんな髪質に向いているのかについて解説します。

クリープパーマとは?普通のパーマと何が違うの?

クリープパーマとは

クリープパーマは、薬剤の使用量を通常のパーマよりも少なめに抑えながら、髪に一定の力を加えることでパーマのカールを形成する施術方法です。通常のパーマと比べて髪に与える負担が少ないため、髪の健康を保ちながらパーマスタイルを楽しむことができます。クリープパーマは、髪が傷みやすい方やダメージを気にする方にとって、理想的なパーマの選択肢となっています。

 

普通のパーマとクリープパーマの違い

普通のパーマとクリープパーマの主な違いは、使用する薬剤の量と薬剤を髪につけたまま放置する時間です。通常のパーマでは比較的多めの薬剤を使用し、髪に薬剤をつけたまま一定の時間放置します。一方、クリープパーマでは薬剤の量を抑え、薬剤を髪につけたままの時間も短くします。薬剤の使用量を減らすことにより、髪への負担を軽減します。髪のダメージやパーマが原因でのパサつきや切れ毛が気になる方にとって、クリープパーマは魅力的な選択肢となります。

 

パーマがかかるメカニズムを知ろう

パーマをかける手順

パーマをかける手順

パーマをかける際の一般的な手順は、まず髪をロッドと呼ばれるアイテムで巻いて固定します。このロッドの選択や巻き方によって、パーマのカールの形状や大きさが異なります。次にパーマ液の1剤を髪に塗布します。この1剤には髪の分子構造を変化させる働きがあります。一定の時間が経過した後、洗い流してから2剤を塗布し、1剤でつけた動きを固定させます。最後に再び洗い流して終了です。この手順によって、髪にパーマのカールやウェーブが形成されます。

 

パーマがかかる仕組み

パーマがかかる仕組み

パーマが髪にかかる仕組みは、髪の分子構造の変化によって実現されます。通常、パーマ液に含まれるアルカリ成分が髪の分子の結合を切断します。これにより、髪の毛が柔軟になり、カールやウェーブを形成する際により自然な動きが生まれます。その後、パーマ液の中に含まれる中性化剤を用いて髪の分子結合を再結合させます。この再結合によって、パーマの形が一定の期間持続するのです。パーマの持ち具合や強さは、使用するパーマ液の種類や時間の調整によって調節されます。

 

クリープパーマをかける手順

クリープパーマをかける手順

クリープパーマは、通常のパーマとは異なる手順で行われます。まず、パーマ液を髪に塗布します。その後、低温のスチームや加熱器具を使用して髪を温めます。この温度と力によって、髪の内部のタンパク質や水分の一部が変性し、カールを形成します。パーマ液をつけたままの時間は比較的短く、加熱や温める時間が重要です。最後に、髪を冷ましながら形を整え、クリープパーマの完成となります。

 

クリープパーマがかかる仕組み

クリープパーマがかかる仕組み

クリープパーマは、薬剤に頼らずに髪に温度と力を加えることでカールを形成します。髪はタンパク質で構成されており、加熱や温度変化によってその性質が変化します。パーマ液を塗布した後、加熱器具を使用して髪を温めることで、髪の内部のタンパク質が変性し、カールを形成するのです。この方法では、髪の分子結合を切断する薬剤を使用しないため、髪への負担が少なくなります。また、クリープパーマは髪質やパーマの持ち具合を調整することも可能です。

 

クリープパーマのメリット、デメリット

クリープパーマのメリット

クリープパーマのメリットは、髪に負担がかかりにくいことです。薬剤を使用するため、完全にダメージをゼロにすることはできませんが、普通のパーマよりも薬剤によるダメージが少なくなるため、髪がパサつくことが少ないです。髪の健康を保ちながら、パーマのカールやウェーブを楽しむことができます。

 

クリープパーマのデメリット

クリープパーマのデメリット

クリープパーマのデメリットは、時間がかかることです。クリープパーマは薬剤の力だけに頼らず、時間をかけて髪の構造をゆっくりと変化させるため、通常のパーマよりも時間がかかってしまいます。しかし、その分、髪にかかる負担が軽減されるため、時間をかけてでも健康な髪を保つことができるという利点もあります。

 

クリープパーマが向いている髪質とは?

クリープパーマは、髪の傷みが気になるけれどもパーマをかけたい方や、髪質が柔らかくてパーマがかかりづらい方におすすめです。また、ふんわりとしたエアリーな仕上がりが好みの方にもぴったりです。クリープパーマは、髪の負担を軽減しながら自然なカールやウェーブを実現するため、髪質やダメージの程度に関係なく幅広い方に適しています。髪の健康を考えながらスタイリッシュなパーマを楽しみたい方にとって、クリープパーマは魅力的な選択肢となります。

 

どんな人に向いている?

ダメージが気になる人

ダメージが気になる人

クリープパーマの特徴の1つとして、髪へのダメージが少ないことが挙げられます。髪のパサつきやカラーでのダメージなどが気になっている人には、クリープパーマが向いているでしょう。

 

パーマがうまくかからない人

パーマがうまくかからない人

今までパーマがうまくかからなかった人も、クリープパーマなら髪の毛の内部に浸透させてパーマを作るので、今までよりもうまくかかることが期待できます。自分好みのパーマが実現できるかも♪

 

楽にスタイリングしたい人

楽にスタイリングしたい人

パーマあてた時のあるあるに、濡れているとうまくカールが出るのに、乾いていると出ないということがあります。クリープパーマは、乾いた状態と濡れている状態とで差があまりでないので、スタイリングが楽チンです。

 

デジタルパーマやエアウェーブは?

デジタルパーマはふんわり大きなカールが特徴

デジタルパーマは、熱を使いながらパーマをかける方法で、乾かしたときにパーマの動きがより際立つ特徴があります。このパーマ方法では、ふんわりとした大きなカールが形成され、華やかでボリューミーな巻き髪スタイルが完成します。デジタルパーマは、自然な動きと柔らかさが求められる方に人気です。

 

デジタルパーマのメリット

デジタルパーマの特徴の一つは、パーマの形状記憶がしやすいことです。そのため、パーマの持ちが良く、特にパーマがすぐに取れてしまう髪質の方には理想的な方法と言えます。また、デジタルパーマはブローする際にもパーマの動きを再現しやすく、セットもしやすいです。日常のスタイリングが楽になるという利点もあります。

 

エアウェーブはクリープパーマと似ている

エアウェーブは、クリープパーマと似た特徴を持っています。両者とも、少しずつ時間をかけて髪に変化を与える方法です。ただし、エアウェーブは専用の機械を使用して低温でパーマをかける点が異なります。この低温での施術により、髪へのダメージを抑えることができます。

 

エアウェーブのメリット

エアウェーブもデジタルパーマ同様に再現しやすいパーマスタイルですが、低温での施術なので髪へのダメージが少ないというメリットがあります。また、デジタルパーマが根元にかけることが難しいのに対して、エアウェーブは低温パーマなので根元にもパーマをかけることができます。このため、根元から毛先まで均一なカールが形成され、自然なボリューム感を実現することができます。エアウェーブは、ナチュラルで柔らかなパーマを求める方におすすめです。

 

もっと知りたい!クリープパーマについて

クリープパーマで髪は傷む?

クリープパーマで髪は傷む?

クリープパーマでは薬剤を使用するため、一定のダメージは避けられません。しかし、普通のパーマに比べて薬剤の量が少ないため、髪へのダメージは相対的に小さくなります。頻繁にパーマをかける方にとっては、クリープパーマはより髪のダメージを軽減しながらパーマを楽しむ方法と言えるでしょう。

 

クリープパーマのもちはどれくらい?

クリープパーマのもちはどれくらい?

クリープパーマは毛髪の内部をゆっくりと変化させるため、持ちが良い特徴があります。個人の髪質や使用する薬剤の種類によっても異なりますが、通常のパーマよりも長く持つことがあります。一般的には3カ月以上持続することもあります。このため、忙しい方や定期的なパーマ施術が難しい方でも、クリープパーマならば長い期間パーマスタイルを楽しむことができます。

 

クリープパーマをかけてアイロンを使ってもいい?

クリープパーマをかけてアイロンを使ってもいい?

クリープパーマをかけた髪にアイロンを使用することは問題ありませんが、注意が必要です。アイロンを使用する際は、温度調整が可能なアイロンを選び、低温でセットするようにしましょう。高温のアイロンを使用し続けると、髪が傷んだりパーマが取れやすくなる可能性があります。髪の健康を保つためにも、アイロンの使用は低温で行うことをおすすめします。

 

クリープパーマで叶えるふんわりツヤのあるパーマヘア

クリープパーマは普通のパーマよりも髪に与えるダメージが少なく、パサつかず触り心地の良いふんわりとしたパーマヘアを実現します。髪のダメージが気になる方や、パーマがうまくかからない方には、クリープパーマがおすすめです。クリープパーマは髪の健康を保ちながら、自然なカールやウェーブを楽しむことができます。パーマをかけたいけどダメージを心配する方は、ぜひクリープパーマでふんわりとしたヘアスタイルを叶えてみてください!

HAIR編集部

HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。

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