ストカールとは
ストカールの特徴
ストカールとは、縮毛矯正をかけたストレートヘアに軽いカールを入れた「ストレートカール」の略です。
真っ直ぐに伸ばしたクールな印象にカールを付け加えることで、ゆるふわ感を髪に与えてくれます。
ストカールのメリット
ストカールにすることで、クールな印象だった縮毛矯正に温かみと柔らかさを感じられるようになります。きっちりと伸ばしているにもかかわらず、印象は柔らかというクセ毛にはありがたい特徴です。
ストカールのデメリット
ストカールのデメリットは、思い切り髪が傷むということです。
縮毛矯正で溶剤をふんだんに使い傷めつけてクセを取り除きます。その上、カールをつけるために再度溶剤を使いカールさせていくので、傷まないわけがありません。
ストカールのやり方
①ストレートパーマ・縮毛矯正でストレートヘアに
まずは通常の縮毛矯正でストレートパーマをかけていきます。ここで時間をかけてクセを取らなければならないので、少しでも長くしっかりと伸ばすことがポイントになります。ほとんどストレートヘアで矯正に時間がかからない場合でも同様です。
②毛先にデジタルパーマをかける
縮毛矯正でしっかりストレートが完成したら、今度はアルカリ剤を使ってパーマをかけていきます。そのため、通常のパーマよりも前段階での時間が必要です。S字カールかワンカールかを選べます。
ストカールを失敗しないための条件
コシがあり髪が元気な状態
髪が健康でしっかりとコシがある場合、縮毛矯正に時間がかかります。クセが取りきれずにただのカールヘアーになってしまう場合もあるので注意してください。ストカールを希望する前に美容師と相談しましょう。
元々髪にクセがあまりない
元々髪がストレートに近い場合は、縮毛矯正の効果をはっきり実感できないという失敗が発生します。少なからず髪のクセは取れていますが、無駄な出費をしたと感じてしまう場合もあるので注意しましょう。
パーマやカラーによるこれまでの施術での傷み具合
髪の傷みが激しい場合は、縮毛矯正後に髪が死んでしまうことがあるので注意しましょう。
たんぱく質がボロボロになりゴムのように伸びてしまったり千切れたりするので、必ず美容師と相談した上でストカールに臨みましょう。
【ショート・ボブ】ストカールの髪型例
縮毛矯正ストカールで小顔ショートボブ
切りっぱなしのボブの場合、毛先が開いてしまいまとめるのが大変なことがあります。ストカールをかけておくことで、しっかりと内向きに毛先がまとまるようになります。スタイリングいらずでおすすめ!
ストレート過ぎない仕上がりが可能
ストレートすぎるとどうしても毛先は開きがちになり、頭の形に沿わない状態になってしまいます。
ストカールをかけることで、髪に適度なダメージがかかっているので、しなやかに頭に沿ったボブになってくれます。
ハネるクセも収まりのいい髪型に
内向きにカールをかけることで、毛先がハネる心配もなくなります。軽くスタイリング剤で抑えてあげればセットもお手軽に完了です。しっかりとストレートボブなのに毛先のまとまった品の良いスタイルになります。
大人女子のエレガントなボブも可能
ストレートボブなのにしっかりと毛先がまとまるだけでも大満足ですが、さらにアレンジを加えて毛先を遊ばせてしまえるのもストカールの嬉しいポイントです。ひねりを加えたりしてアクセントをつけて楽しんでください。
【ミディアム・ロング】ストカールの髪型例
ストカールは外ハネもできる
ミディアムやロングヘアでストカールをかけた場合、ヘアアレンジの幅はとても広くなります。縮毛矯正でストレートパーマをかけた後、肝心のカールを内にも外にも向けられるのです。ショートやボブでは寝癖になってしまいますが、髪の長さがあるからこそ楽しめるアレンジです。
ナチュラルな毛先のまとまり感
ストカールをかけることで、バラつきやすくもつれやすい毛先にまとまりを与えられます。スタイリングもお手軽になるのでおすすめです。ただの縮毛矯正では毛先が針金のように飛び交いますが、ストカールならしっかりまとまります。
毛先だけカールするストカール
基本的にストカールの「カール」は毛先にかけます。そのため、ミディアムやロングヘアの場合ほとんどの部分は「ストレート」になっています。
くせ毛がなくなった状態でまとまりを期待できるストカールは理想のヘアスタイルになります。
毛先を内巻きカールにしてエレガントに
しっかりとまとまりのあるストレートヘアになった上で、毛先にあえて内巻きカールを加えてアレンジすると、パーティーにも最適なエレガントヘアの出来上がりです。ちょっとした集まりにもワンアレンジだけで参加できちゃいます。
ストカールの特徴を知ってキマる髪型に挑戦しよう!
ストカールの特徴をきちんと知ることで、きれいな仕上がり実現します。この冬、今までとは違うスタイルにチャレンジしたい人は、ぜひストカールを取り入れてみてくださいね!

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