更新日:2021.06.22
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剛毛さんにおすすめの対策とヘアスタイル例!うまくまとめる方法は?

扱いづらい髪質の代表、剛毛さん。髪は硬いし太いし多いし、ヘアアレンジなんてできない!と出勤前や学校前のスタイリング時に嘆く人も多いはずです。今回は、そんな悩み多き剛毛さんでもできるヘアアレンジや対策法をご紹介します。

剛毛さんあるあるの悩み

結んだ毛束がキレイに垂れない

剛毛さんの悩みとしてまず、結んだ毛束がストンとキレイに垂れず、横に開いてしまうという点が挙げられます。剛毛さんは髪の毛が硬いので、せっかく結んでも理想通りの髪型になりにくいのです。結んだ毛束が上手く垂れないことで、簡単だと言われるくるりんぱなどのアレンジもやりにくいという欠点があります。

 

バレッタやヘアクリップでは留まらない

髪に留めるだけで簡単にアレンジを加えられるバレッタやヘアクリップ。ですが、剛毛さんにとっては、一個や二個ではその髪はなかなかまとまらないことも。仮にキレイにアレンジできたとしても、アクセサリーが髪から浮いて髪が型崩れしたり、アクセサリーがいつの間にか落ちていたなんてことがあります。

  

ワックスを使ってもキープできない

剛毛さんは髪が硬く一本一本が太いので、普通のワックスではヘアスタイルをキープできません。ワックスを大量に付けて髪を収めても毎回大量消費するのは大変ですし、お風呂で洗い流すのにも手間がかかってしまいます。

 

おすすめヘアスタイル①三つ編みお団子

お団子をつくりたい位置で結ぶ

まずスタイリングを始める前に、髪にワックスや洗わないトリートメントなどのスタイリング剤を揉み込んでおくことをおすすめします。ヘアアイロンやカーラーでゆるく巻きを作るのも良いでしょう。このひと手間により、剛毛ヘアがグッと扱いやすくなります。
下準備が済んだら、お団子をつくりたい位置で髪を結びましょう。頭の高い位置で髪を結ぶ場合、上を向きながらやると髪の後ろの下側がたるみにくくなります。

 

毛束を三つ編みにする

次に、結んだ毛束を三つ編みにしていきましょう。
もし髪にこなれ感を出したいなら、三つ編みが終わった後にその部分を少し引き出してみると、ニュアンス感や柔らかさが出ておしゃれになります。あまり引き出しすぎるとボリューミーに見えてしまうので注意です。

 

根元に巻きつけるようにピン・ゴムで固定する

毛束を三つ編みにできたら、結び目の根元を隠すようにその三つ編みを巻きつけていきます。巻きつけたらゴムで縛り、あとはUピンなどを使って固定していきましょう。整え終わったら三つ編みお団子の出来上がりです。
このままでも十分可愛いですが、シュシュやチャーム付きのヘアゴム、かんざし、マジェステなどのヘアアクセサリーをプラスするとより華やかになります。

 

おすすめヘアスタイル②ハーフアップお団子

耳のラインから上の髪をまとめる

ハーフアップお団子にするために、まずは髪をまとめます。耳のラインから上側にある髪の毛をすくいましょう。髪を全部まとめるのではなく、お団子にできるぐらいの髪量をすくい取るイメージです。

 

結びながら最後に毛束を抜ききらずお団子状に残す

まとめた髪をヘアゴムで結びながら、最後まで毛束を抜ききらないようにして、お団子を作ります。お団子の大きさはお好みで調節しましょう。小さければちょこんとして可愛い感じに、大きめにつくればラフ&カジュアルな雰囲気になります。

 

お団子の形を整えて完成

最後にお団子の形を整えて完成になります。お団子部分を少し引き出して、ボリュームを出しても良いでしょう。ゴムの結び目が気になる場合は、残った髪の毛を結び目に巻きつけてUピンなどで固定し、ゴムを隠しておきます。仕上げにヘアアクセサリーをプラスしても。

 

おすすめヘアスタイル③ギブソンタック

低い位置でひとつ縛りにする

「ギブソンタック」は西洋版のシニヨンアレンジのひとつ。ギブソンは人物名でタックは「折りたたむ」という意味があります。簡単にできるのに手の込んだゴージャスさを感じられるのが魅力のヘアアレンジ方法です。
それではまず、髪を低い位置でひとつ縛りにしましょう。

 

くるりんぱを1回する

次に髪の結び目の上のところで髪を割って、そこに縛った髪の毛先を入れる「くるりんぱ」を行います。一回のくるりんぱだけで髪の毛が収まりきらなかった場合、これを何回か繰り返しましょう。

 

出てきた毛先をくるりんぱにしまいこむ

最後に出てきた毛先を、くるりんぱの割れ目にしまいこんで完成です。Uピンなどを使って固定すると崩れにくくなります。
ギブソンタックのようなシニヨンには、かんざしやマジェステなどのアクセサリーがぴったり。最初の一つ縛りを三つ編みにするアレンジ方法もおすすめです。

 

剛毛さんのお悩み解決方法

お風呂上がりはしっかり乾かしてボリュームダウン

剛毛さんの髪の毛は量が多く、毛の一本一本が硬く太いことが特徴です。そのため、髪全体のボリュームがかなりある剛毛さんも多いはず。このボリュームを抑えるには、お風呂上がりの髪の乾かし方が重要です。
乾かす時にドライヤーを当てる場合、髪の毛を覆うキューティクルを逆立てないように、必ず上から下に当てるようにしましょう。もし下から上に当ててしまうと、髪がパサパサしたり、ボワっと広がってしまうので、気をつけて乾かしてみてください。

 

くせ毛なら縮毛矯正がおすすめ

剛毛さんでくせ毛の人におすすめしたいもののひとつが、縮毛矯正です。縮毛矯正とは、縮れ毛や強いくせ毛を直毛状態に固定する技術のこと。どんなくせ毛でもストレートにでき、しかも半永久的に直毛状態をキープできるようになります。
似ているものでストレートパーマがありますが、縮毛矯正との大きな違いは熱を加えるかどか。また、あくまでストレートパーマは人工的なパーマやウェーブをストレートに戻す技術であり、くせ毛をストレートにできるわけではないため注意が必要です。

 

ヘアアレンジのいらないパーマをかける

剛毛さんでヘアアレンジは苦手、でもトレンド感のあるヘアスタイルに憧れている!という方は、思い切ってパーマをかけるのもあり。ヘアアレンジのいらないパーマをかければ、毎日剛毛と格闘せずとも髪を仕上げることが可能になります。おしゃれさや大人っぽさもアップし、イメージチェンジもできるでしょう。

 

湿気の多い季節は工夫で乗り越えよう

剛毛さんの天敵である湿気。夏は特に湿気が多く、髪がボワっとなりやすいです。そういう時は簡単なヘアアレンジや髪の手入れなどで、剛毛トラブルを乗り越えましょう。

 

HAIR編集部

HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。

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