写真や静止画像だけでは伝わりきらない「視覚的な雰囲気」や「空気感」を動画を通して発信していきたい!
あなたは、自分の担当スタイリストのことを、どのくらい知っていますか? スタイリストが普段話さないような、嬉しかったことや苦労したことなどを、日本全国のスタイリストにインタビューするコーナー。 あなたの大切な髪を任せる人だから、一生大切にできるパートナーを見つけてほしい。 「あなたのストーリーを教えて下さい。」
得意スタイル3選!
短め前髪のショートボブ
眉上でパツっと切った前髪が可愛いショートボブ。 短めの前髪なので、おでこの広い方や前髪が浮かない方におすすめ。 全体のシルエットに丸みを保たせるのがポイントです。
地毛風カラーのミディアムヘア
地毛に近い色味を意識した、ダークグレージュのミディアムヘア。 髪に赤みが出やすい方には、程よく赤みを抑えて透明感を与えてくれます。 暗髪でも重たく見えない色味で、就活や職場などにもオッケーな明るさがポイントです。
ニュアンスヘアアレンジ
全体的にゆるめにまとめたヘアアレンジ。 顔まわりやもみあげ、襟足に細めにおくれ毛を残して、バランスを見ながら後ろでひとつにまとめました。 まとめる前のベースとして、くせ毛の方はそのまま、直毛の方はアイロンでくせづけをして、しっかりオイルで艶を持たせるのがポイントです。
パーソナルストーリーをインタビュー!
美容師になろうとしたきっかけは?
将来について進路を悩んでいた頃、世間は空前の「美容師ブーム」で華やかなカリスマ美容師たちが世の中を席巻していました。 当時は「手に職」と言われた時代で、僕は漠然と「お洒落に興味があった」ことと、いわゆる「ミーハー」な性格から、時代の流れに簡単に身をまかせて「美容師、いいじゃん。」と専門学校の願書を記入していました。 家族や担任の先生からは反対されましたが(笑)
美容師になって最も嬉しかったエピソードは?
下積み時代もそこそこ長く、中々スタイリストデビューが出来ずにようやく丸4年の月日を経て社内オーディションに合格し、スタイリストになることができました。 1番最初のお客様は「自分の母」でした。 母子家庭で育ちましたが、専門学校まで何不自由なく育ててくれた母の髪を最初にカットできたことは自分にとって忘れられない日となりました。 また、仕上がった母を見た私の師匠(当時のお店の上司)が、「よく似合ってる。お母さんも喜んでたよ」と言っていただけたことが本当に嬉しく、長く苦労をかけた母やお店の先輩方にも感謝の気持ちで溢れました。 15年近く経った今でも、当時の嬉しさを覚えています。
美容師になって最も苦労したエピソードは?
デビューして間も無くは、周囲の期待に反してなかなか数字が伸びず、もがき苦しんでいました。 同時期にデビューした同期達にも遅れを取り、技術的にもメンタル的にもまだまだ未熟なこともあり、現状を打開できずにいました。 「自分がやっていることが正しいのか?」と自分を信じられなくなる日々でした。 転機が訪れたのは都心のサロンから初めて郊外のサロンへ人事異動をした時でした。 始めは左遷されたような気がしてで悶々とした気持ちでしたが、回転率の早い郊外のサロンに適応する為に、毎日必死に仕事をしました。 すると今まで燻っていた数字がわずか半年で都心の頃の3倍になりました。 その時初めて「自分が学んで来たことが間違いじゃなかった」と気づくことができ、それが自信へとつながりました。 自分に1番足りなかったのは、「お客様に絶対喜んでいただけるという自信」だったと気づきましたね。
尊敬・刺激を受けているスタイリストは?
渋谷「LECO」代表の内田聡一郎さん
どんな部分に刺激を受けていますか?
全てです(笑) JHAグランプリをはじめとする数々の作品、またその作品を生み出す技術はもちろんですが、圧倒的な人間力、創り出す世界観、マインド、カリスマ性、先を読む力、発信力、高いインテリジェンスなど言い出したらキリがないほどの存在です。 日々、神と崇めております。
今後、挑戦してみたいことは?
作品撮りはこれからも常に続けていきたいと思っていますが、今後は動画制作にも力を入れていきたいです。 写真や静止画像だけでは伝わりきらない「視覚的な雰囲気や空気感」を、動画を通して新しい世界観を創っていければと思っています。
プロフィール
サロン:Le Coeur (ルクール)
お名前:坂根圭吾
HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。
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