お客様へ価値を還元したい！だからこそ美容師としての探求心を追究し続ける
あなたは、自分の担当スタイリストのことを、どのくらい知っていますか？ スタイリストが普段話さないような、嬉しかったことや苦労したことなどを、日本全国のスタイリストにインタビューするコーナー。 あなたの大切な髪を任せる人だから、一生大切にできるパートナーを見つけてほしい。 「あなたのストーリーを教えて下さい。」
得意スタイル3選！
ショートマッシュ
ふんわりとした丸みが"女性らしい柔らかさ"を演出し、襟足に沿うくびれが首を綺麗に見せます。 髪質は普通毛から剛毛まで対応でき、骨格はわりとどの方でも合わせやすいと思います。 似合わせポイントは、丸みのボリュームとその位置です。 施術はレザーとスライドカットでつくる毛先の柔らかさ耳後ろや、ハチ周り等の膨らみやすい部分の毛量調整が施術する上で気を付けるポイントです。 やり過ぎと、艶を失ってしまいます。
インテリジェンスに溢れるボブ
顎下にくるボリューム感と歩いている時や、かきあげた時の髪の揺れがフェミニンです。 クライアントが少し大きな企業さんや、医療関係等の営業職や、公演やコーチングのお仕事をされている方に最適です。 髪質、骨格は一切問いませんが、細毛の方と直毛の方は毛先ワンカールくらいブローするかアイロンで巻くことをオススメします。 施術は、ボリュームをどこにもってきてどこの膨らみを抑えるのか見極めてスライドカットを入れていきます。 このスタイルに限りませんが「艶が命」です。
人気の外はねスタイル
乾かしただけでも、アイロンで外にはねても、内に入れても様になる万能スタイルです！ロングから、イメージを変えたいけど、バッサリ切るのはちょっと怖い方にオススメです。 ここからさらに長さを切っても良し！ウルフっぽくしても良し！髪質、骨格は一切問いません！ 施術は顔周りの軽さと表面の髪の動きがポイントになります。 もちろん、艶は大事です。
パーソナルストーリーをインタビュー！
美容師になろうとしたきっかけは？
絵が描けたり、楽器を弾けたりする芸術家に対する憧れです。 残念ながら絵も描けず、楽器も弾けないので、学生の時に髪を切ってもらいながら「これならできるかも」と思い美容師を目指しました。
美容師になって最も嬉しかったエピソードは？
長く同じ土地で美容師をしていると、お客様の様々な節目に立ち会うことができます。 高校生だった女の子が卒業して、成人式を迎えて、社会人となり、結婚をして、出産をして、そのお子さんをカットしてと、一つ一つが嘘みたいな奇跡だと思っています。 また、担当させていただいてたお客様の中には、突然病気になり、亡くなった方がいました。後日、亡くなった方の娘さんから、「母が生前、短い入院生活も含めてヘアスタイルを自慢してました。最後にもう一度カットしたいと言ってました。ありがとうございました。」と言われた時は、身に余る光栄で自分がお礼を直接言いたかったですね。
美容師になって最も苦労したエピソードは？
とにかく不器用なので、美容師を目指し始めてから今まで苦労には事欠きません(笑) 特に、アシスタント時代は苦労しかなかったですね。 同期は優秀な人ばかりで、自分はテストに落ち続けてビリを独走でしたし、その内に優秀な後輩が入って来て「どんどん追いついてくる！」と毎日が恐怖と劣等感でうちのめされる地獄な日々でした。 それを克服するには、練習しかなかったです。 もちろん練習は大嫌いでしたが、前向きな熱い思いからではなく、恐怖と鬱を落ち着かせる後ろ向きな思いから、練習でしか自分を落ち着かせる術がなかったです。 スタイリストになってからもそれは続きました。 やはり、下手だったので納得できない事は家に山ほどあったウィッグを使って、切り直ししてましたね。 本当に練習あるのみだと今でも思います。
尊敬・刺激を受けているスタイリストは？
沢山素敵な美容師さんにお会いしてきましたが、今は亡きchamの松谷孝史さんです。
どんな部分に刺激を受けていますか？
人間的にも尊敬してましたが、何よりも技術です！ スピード、正確性、繊細さ、作るスタイルの雰囲気、どれもこれも憧れてました。 手の使い方が今まで出会った美容師の中で一番美しかったです。 アシスタント時代ヘルプに入った時に、その手の使い方に見とれてしまい何度も失敗してました。 余談ですが、アシスタント時代のワンレングス(ボブ)のテストの時に、途中から松谷さんがカットをしだして、その出来上がりを見た時「ワンレン一生合格しないかも」と絶望したことを今思い出しました(笑)
今後、挑戦してみたいことは？
当然、もっともっと技術を磨きたいです！ お客様に対して、価値を還元してもっともっと可愛く、美しくしたいと思っています。 また、年齢を重ねてきて思ってきたことは、素敵な美容師さんをプロデュースしてみたいです。 新人の子達は自分の子供と同じくらいの年齢なので、我が子のように可愛いなと思いながら人としても、美容師としても育てていきたいと思っています。
プロフィール
サロン：MINGLE 函館店（ミングル ハコダテテン）
お名前：関口 勝一
HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。
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