メンズのセルフカットに必要な道具とは?
メンズのヘアスタイルはケアが大変!
メンズのヘアスタイル、その魅力は一言では語り尽くせませんね。しかし、美しいヘアスタイルを保つには、定期的なお手入れが必要不可欠です。そこで、自分で髪を切るセルフカットが注目されています。セルフカットなら、美容室のスケジュールに縛られず、いつでもスッキリと整えることができます。では、メンズのセルフカットにはどんな道具が必要なのでしょうか?一緒に見ていきましょう。
ハサミ&すきバサミ
自分で髪を切る際、まず大切なのは適切なツールを用意することです。はさみはカットに欠かせません。プロのようなカットを目指すのであれば、専用のカット用はさみを選びましょう。そして、髪の薄さやボリュームを調整するために、すきばさみも準備すると良いでしょう。品質の良いものを選ぶことで、カットの仕上がりが格段に向上します。手に馴染むサイズ感のものを見つけることをおすすめします。
バリカン
サイドや襟足を整えるためには、バリカンが必須のアイテムです。髪の長さを均一に整える際に重宝しますし、トリミングや修正にも役立ちます。多機能なバリカンも存在しますが、自分の必要に合ったシンプルなものを選ぶことが大切です。使いやすさと保持力を兼ね備えたバリカンを手に入れることで、セルフカットの幅が広がることでしょう。
ヘアクリップ
自分で髪を切る際、髪の束をしっかり固定することは、美しい仕上がりを実現するために欠かせない重要なステップです。ヘアクリップは、その役割を果たす頼もしいアイテムです。カット中に髪が乱れてしまうと、思い通りのスタイルに仕上げることが難しくなってしまいますが、ヘアクリップを準備しておくことで、その心配を軽減することができます。
特に、完成度の高いセルフカットを目指す際には、ブロッキングと呼ばれる髪の束を分ける作業が欠かせません。髪の一部をクリップで留めておくことで、他の髪と干渉せずに、細かい部分のカットやスタイリングを行うことが可能です。髪の毛の流れや長さを一定に保つために、ヘアクリップは真の相棒と言えるでしょう。
ヘアブラシ
カットと共にブラッシングも大切な要素です。カットの際には普通のコームを使い、髪の毛を整えながら切ることがポイントです。また、セット時に活躍する持ち手が細くなったリングコームも用意しておくと便利です。髪の質に合ったブラシを選ぶことで、カット後のスタイリングがよりスムーズに行えるでしょう。
髪用ケープ
セルフカットをする際には、髪の毛が飛び散らないように注意が必要です。髪用ケープを使うことで、床や洋服への髪の付着を防ぐことができます。カット後の後片付けも楽になりますね。ただし、完全に髪が落ちないこともあるため、カットする場所に工夫が必要です。清潔な環境でカットを行うことで、より気持ちよいセルフカット体験を楽しむことができるでしょう。
メンズセルフカット・前髪編
前髪のブロッキング方法
前髪を自分で整える際、まずは髪を濡らして、くせやクセを伸ばすことが大切です。髪が乾いていると均等にブロッキングするのが難しくなりますが、濡れている髪なら自然な流れでパートを分けることができます。そして、前髪を縦に4つのパートに分けてブロッキングしましょう。均等な量の髪になるよう心掛けながら、パート分けを行います。髪の流れや質に合わせてパートを調整することで、カットのしやすさが向上します。
カットの方法
前髪のカットは、ヘアスタイル全体の印象を左右する重要なステップです。毛先から根元に向かって、すきばさみを斜めに持ちながら、3回カットしていきましょう。最近はアシメな前髪やシャギーカットが人気を集めていますが、どのスタイルにも共通するのは、均等な長さと自然な動きです。鏡をしっかりと見ながら、少しずつ切ることで、調整が容易になります。過度に切り込まないよう心がけましょう。
最後にすきバサミで調整
カットの最後には、全体のバランスを見つつ、すきばさみを使用して調整を行います。前髪がバランスよく仕上がるように、長さを微調整しましょう。特に、前髪の重さやボリュームを調節することで、スタイルの立体感が生まれます。ただし、一度に大胆なカットを行うのではなく、少しずつ調整していくことで失敗を防ぐことができます。最初から大胆にすいてしまうと修正が難しくなるため、慎重なアプローチが大切です。
メンズセルフカット・トップ編
ボリュームを残すときはすきバサミでカット
髪のトップにボリュームを持たせるスタイルは、多くの男性にとって魅力的です。しかし、通常のばさみを使ったカットでは逆にボリュームが失われてしまうかもしれません。そこで、ボリュームを残したまま自然な仕上がりを目指すなら、すきばさみが活躍します。通常のレイヤーカットと同じ要領で、すきばさみを使って長さを調節していくと、髪がふんわりとした印象に仕上がります。バサミの切れ味と、程よいすき間を活かして、ボリュームのある髪を手に入れましょう。
マッシュにする方法
トレンディなメンズヘアスタイルの一つ、マッシュカット。特にツーブロックスタイルによく似合います。マッシュスタイルをセルフカットするには、まず前髪から始め、サイドとバックにかけての髪を調整します。そして、バリカンを駆使して襟足をスッキリと整えることで、後ろ姿もスタイリッシュに仕上がります。もしサイドのボリュームを調整したい場合は、内側の髪を軽く刈り上げることでバランスを整えることができます。マッシュスタイルは個性的でありながらも洗練された雰囲気を演出するため、自分の魅力を引き立てるヘアスタイルとしておすすめです。
メンズセルフカット・サイド&耳周り編
簡単なのはバリカンで刈り上げ
サイドと耳周りのカットに挑戦する際、バリカンを上手に活用すると、初めての方でも簡単に美しい仕上がりを実現できます。バリカンを使う際は、他の髪を誤って切ってしまわないよう、しっかりとブロッキングすることが大切です。バリカンを適切なガードでセットし、髪の成長方向に逆らわないように刈り上げていきましょう。しっかりとブロッキングを行うことで、ムラなく均一なカットが実現できます。
ハサミでカットするコツ
パーマヘアであっても、サイドと耳周りのカットは基本的に同じ手順です。サイドをカットする際には、指で伸びてきた部分をつまんで、すきばさみを使って切っていく方法が効果的です。この作業を繰り返すことで、均等な長さを保ちつつ、自然な仕上がりを実現できます。最後に鏡を活用して全体のバランスと左右対称性を確認し、必要に応じてすきばさみを使って微調整を行いましょう。切りすぎには注意を払いつつ、丁寧にカットすることで、ヘアスタイルの完成度がアップします。
メンズセルフカット・後ろ&襟足編
後ろのセルフカットにバリカンのアタッチメントを使えば失敗なし!
後ろや襟足のカットが難しさを感じる方におすすめなのが、バリカンのアタッチメントを使用する方法です。バリカンには4ミリ、6ミリ、9ミリなど、長さを調整できるアタッチメントがあります。失敗を防ぐためには、最初から短い長さを設定せず、少し長めの設定でカットを開始することが重要です。徐々に長さを調整しながら、自然な仕上がりを実現しましょう。
襟足に長さを残す場合
襟足に自然な長さを残したい場合、ハサミを使ったカットがおすすめです。髪を湿らせたら、ブラシで整えます。次に、襟足を指で横につまんで、指からはみ出す部分を丁寧にはさみで切ります。ただし、襟足が短くなり過ぎないように気をつけましょう。自然な長さを保ちながら整えることで、シンプルでありながら洗練された雰囲気を作り出せます。
襟足はバリカンで刈り上げ
襟足のカットには、バリカンが頼もしい相棒です!バリカンを使って襟足を刈り上げる際、髪の長さを調節し、自分好みのバランスを出すことが大切です。特に、トレンドのツーブロックヘアスタイルを目指すなら、刈り上げ部分を増やしてサイドにつなげることで、スタイリッシュな魅力を引き出せます。カットの際は、均等な長さとバランスを保つことを心がけ、襟足の美しい仕上がりを追求しましょう。
メンズのセルフカットでオシャレになろう!
一見、難しそうに思えるメンズのセルフカットですが、コツさえつかめば簡単です。サロンに行く回数が減って経済的ですし、何より自分好みのスタイルに自在にできるのが魅力です。カットの道具を駆使して、セルフカットマスターになってくださいね!カットだけでなく、ヘアスタイルのアレンジにも挑戦したい方は、『メンズにおすすめ!セルフパーマのメリットとやり方を解説』も参考にしてみてください。
セルフカット後はケアも肝心!
プロのスタイリストのように手慣れていないと、カットするときに髪の毛を傷めていることがあります。セルフカットのあとはヘアオイルで保湿・補修して、ダメージの進行を防ぎましょう。
おすすめのヘアオイルは、スタイリストと共創した『ONCE モイスチャーオイル』。洗っても髪に留まる補修成分ペリセアをはじめ、ケラチンやコラーゲンなどの高い補修効果をもつ成分を厳選配合しています。
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