更新日:2019.11.16
10334

暖色系と寒色系ヘアカラーは色落ちの原因が違う!色落ち解決のマメ知識

ヘアカラーの悩みといえば「色落ち」。実は、「染料」の関係で暖色系と寒色系で色落ちの原因が違ってくるんです。カラーキープに必要なマメ知識をご紹介します。

ヘアカラーの色落ちの原因のひとつは「染料の粒」にある!

暖色系ヘアカラーで色落ちが起こるメカニズム

髪を染める染料の粒には大小があり、暖色系の染料の方が寒色系よりも粒が小さいです。そのため暖色系の染料には髪の芯まで入り込みやすく染まりやすいというメリットがありますが、髪の内部での定着力が弱めで洗髪などで色落ちしてしまうことがあります。

 

寒色系ヘアカラーで色落ちが起こるメカニズム

寒色系は粒が大きいので髪の内部まで入りにくく、もともと色落ちしやすい傾向にあります。大きな粒で髪の外に流出しにくいというメリットはありますが、熱によって粒の結合が壊れたり紫外線吸収による酸化で変色を起こしたりすることで色落ちが起こります。

 

暖色系ヘアカラーの色落ち対策・気をつけること

熱すぎるお湯や洗浄力の強いシャンプーで洗わない!

髪は水に濡れるとキューティクルが開くので、染料が流れ出しやすい状態になります。特に熱すぎるお湯は髪にダメージも与えてしまい色落ちを早める原因になりかねません。洗浄力の強いシャンプーも髪色を落としてしまう恐れがあるのでマイルドなものを使いましょう。

 

お風呂あがりはドライヤーでしっかり乾かす!

お風呂上がりに髪を濡れたままにすると、キューティクルが開いたままの状態が続いてしまいます。染料の粒が小さい暖色系は髪内部の染料が流出しやすいので必ずドライヤーで乾かし、キューティクルを閉じて流出を防ぎましょう。

 

寒色系ヘアカラーの色落ち対策・気をつけること

ドライヤーやアイロンの熱に十分注意する!

寒色系の染料は熱や紫外線による影響を受けやすいので、ドライヤーやヘアアイロンを使うときは十分に注意が必要です。使用頻度を少なくする、ヘアオイルやアウトバストリートメントなどで髪を保護してから使うなどの対策をしましょう。

 

UVスプレーや帽子で紫外線ケアを心がけて!

寒色系は染料の粒が大きいため髪内部よりも外側で定着しやすく、外的要因を受けやすいです。紫外線の影響も受けやすいので、外出時はUVスプレーや帽子をかぶって紫外線対策をしましょう。特に夏のシーズンには注意が必要です。

 

暖色系と寒色系ヘアカラーはそれぞれに合った色落ち対策を!

暖色系と寒色系ヘアカラーでは染料の粒の大きさの関係で色落ちの原因が異なってきます。日ごろのケアも必要ですが、髪色の違いによる色落ち対策もしっかりと行って美しい髪色をキープしましょう。

 

HAIR編集部

HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。

消費税法による総額表示義務化(平成16年4月1日)に伴い、記事中の価格・料金表示は最新の情報と異なる場合がございます。ご利用やご購入の際には最新の情報をご確認ください。

関連する記事

関連記事はありません。