個性が光るドレッドヘアーとは
ドレッドヘアーって一体どんなスタイル?
ドレッドヘアーはアフリカンの象徴的なヘアスタイル。レゲエやラスタカラーには必ずドレッドヘアーがついてきます。大きな束や細かい束、編み込みの方向で個性を表していて、アフリカンスタイルのエキゾチックな魅力があります。
ドレッドヘアーの歴史
ドレッドヘアーの歴史はとても古く、正確なスタートを知る人はいません。未だ解明されていない神秘のヘアスタイルなのですが、ジャマイカの「ラスタ」で世界的に知られるようになり、インドの「ジャドゥー」などでも用いられてきました。
ミュージシャンやダンサーに人気の髪型に
ドレッドヘアーを一大ブームにした偉人といえば、レゲエの神様「ボブ・マーリー」です。レニークラヴィッツもドレッドヘアーがトレードマーク。黒人ダンサーにもドレッドヘアーが流行ったことで、世界的にドレッド・ダンサーが大流行しました。
ドレッドヘアーのやり方
針金パーマやツイストスパイラルパーマをかける
ドレッドヘアーはものすごく細いパーマからつくりはじめます。それこそ針金パーマのような細さが最適です。できるだけ根本からパーマをかけるのがポイントになります。ツイストスパイラルパーマもドレッドヘアーに変化していけます。動きを持たせたいときはこちらがベスト!
アフロヘアにする
細めのドレッドヘアーよりも、いきなり太いドレッド・ロックスにチャレンジしたいなら、アフロヘアからのドレッドチェンジがおすすめ!時間はかかりますが、カッコいいドレッドヘアーが出来上がります。
髪を編んでドレッドヘアーが完成
どんなパーマからでもドレッドヘアーへの変化はできますが、一度かけたパーマを解いて編み直してロックスをつくっていきます。絡みやすい縮れになる程太くカッコいいドレッド・ロックスや、細くスタイリッシュなドレッドヘアーになります。
ドレッドヘアーの気になるシャンプー事情
ドレッドヘアーは自宅でシャンプーOK!
ドレッドヘアーの気になるポイントが「シャンプー」の仕方。毛束だらけでどうやって洗うのか。毎回美容室でやり直す?そんな手間がかかるヘアスタイルなの?いいえ、ドレッドヘアーは自宅でちゃんと洗えるんです!
ドレッドヘアーにおすすめのシャンプーを使うこと
ドレッドヘアーには通常の市販のシャンプーは泡切れが悪いので使いません。また、せっかくの絡みを解いてしまうトリートメントもNGです。ドレッドヘアーには「無添加石鹸」が最適!しっかり汚れを落としてくれて、余分な皮脂もしっかり洗えるし、何より泡切れが最高!
シャンプーは基本揉み洗い
しっかりと毛束をつくってあるので、普通の洗髪はできません。洗うときは必ず「揉み洗い」がドレッドヘアーの鉄則!泡立てた石鹸水でしっかり揉み洗いするだけできれいになりますよ!
よくすすがないと臭いのもとに
石鹸水は「確実に・しっかり・完璧に」すすぎ流すのが鉄則!これを怠ると臭いになる上に痒みになるので最悪。最重要ポイントは「揉み洗いした以上に時間をかけるのを忘れずに!」ということ。
頻度は週1~4回程度がおすすめ
ドレッドヘアーを長続きさせる最も簡単な方法が「洗わない」です。しかし、臭う上に痒くなるのはせっかくのヘアスタイルを楽しめない理由になります。できる限り不快にならないよう、周囲からの苦情にも気を付けつつ洗髪回数を抑えましょう。
ドレッドヘアーを長持ちさせるための手入れ方法
毎日ワックスをつける
永くドレッドヘアーをキープするなら「毎日のワックス」はマストポイントです。少しでも絡みの形状をキープすると、髪自体がそこに留まろうとする癖がつきます。また、汚れを防ぐためにも役立ちます。ワックス後はドライヤーでしっかり乾かしてください。
かぎ棒などで新しく生えた毛・ほつれた毛をドレッドヘアーに編み込む
ドレッドヘアーを維持していると新たな毛やほつれが発生します。それをケアするのは「かぎ棒」による引き込み直しだけ。ワックスで固めるだけではケアしきれないので、細かく引き直してスタイルを維持していきます。
ドレッドヘアーを日本人がするときの注意点
ストレートな髪質なので髪が痛む
日本人の髪質はほとんどの場合が硬いストレート。そのためドレッドヘアーをつくるには必ず強いパーマが必要です。髪質としてはドレッドヘアー向きではありませんが、好きなヘアスタイルを楽しむのは誰にでも許された自由の権利です。
多湿な日本では乾くまでに余計時間がかかる
ドレッドヘアーの最高の状態は「ムレもなく雨にも降られず汚れない」環境。そんなのは絶対に無理!だからこそヘア環境を整えることが重要です。しっかりとドライヤーをかける習慣をつけましょう!
ドレッドにするならプロに相談を!
セルフでできないことはないのですが、やはりテクニックが必要となるドレッドヘアー。時間と技術を要するため、理想的なフォームにしたい場合は、知識のある美容師さんに相談してみるのがベストです。

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