更新日:2025.11.14
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ひどいプチプチ捻転毛にお悩みの方必読!気になる原因とおすすめケアは?

くせ毛のタイプのひとつ、「捻転毛(ねんてんもう)」。くせ毛の中でも特に厄介で、スタイリングがしづらい、もろくて切れやすいなど悩みの種に。捻転毛の原因とその対策、**正しいケア方法を詳しくご紹介します!**今すぐ捻転毛ケアを始めましょう。

ねじれてる?気になる捻転毛の特徴

そもそも捻転毛ってどんなくせ毛?

そもそも捻転毛ってどんなくせ毛?

捻転毛は髪の毛がコイルのようにらせん状にねじれているタイプのくせ毛。くせが強くてスタイリングなどのお手入れがしにくい髪質なうえにねじれている部分がもろくて切れやすい、くせ毛のなかでも厄介なタイプです。

 

特徴1.ザラつきを感じる手触りの髪

特徴1.ザラつきを感じる手触りの髪

捻転毛は、触るとザラつきやデコボコした手触りを感じるのが特徴のひとつです。髪のねじれに加えてねじれている箇所が部分的に細くなっていることもあり、髪が均一な太さをしていないのもザラつきを感じる原因です。

 

特徴2.毛先に指を入れるとプチプチした音が出る

見た目はただのくせ毛のように見える捻転毛。見分け方は髪に指を入れて毛先にもっていったときの音にあります。毛根を手で押さえ、もう片方の手の親指と人差し指で髪を摘まみ、毛先へと滑らせてプチプチと音がすれば捻転毛です。

 

特徴3.髪がパサついている・広がりやすい

特徴3.髪がパサついている・広がりやすい

捻転毛は傷みやすい髪質で、髪内部の水分を保持しにくいのがパサつきや広がりの原因になるといわれています。髪の太さがまばらなのでキューティクルがはがれたりダメージを受けやすく、内部の水分が逃げやすいのです。

 

特徴4.ブラッシングなどで切れ毛になりやすい

特徴4.ブラッシングなどで切れ毛になりやすい

ねじれ箇所などの部分的に細いところは非常に弱く、折れたり切れやすくなっています。ねじれによってブラシにからまったり引っかかったりしやすいので、ブラッシングで切れ毛を誘発してしまうことがあります。

 

解決のために原因を知ろう!捻転毛になってしまう原因とは

捻転毛には先天性と後天性の2種類がある

捻転毛が起きる原因はさまざま。はじめに捻転毛には先天性と後天性の2種類があるのを知っておきましょう。先天性の捻転毛は主に遺伝が原因になっているため、完全に治すのは難しいといえます。一方、後天性の捻転毛は加齢や生活習慣などが原因になってくせ毛が起こる現象です。こちらはストレスを取り除いたり、食生活などを改善したりすると治る可能性があります。

まずは自分の捻転毛が何によって起きているかを知るのが大切です。捻転毛の原因をさらに詳しくみていきましょう。

 

原因1.遺伝によるもの

原因1.遺伝によるもの

捻転毛に限りませんが、くせ毛は優性遺伝といって親から子へ遺伝しやすいので親の影響を受けている可能性があります。くせの強さなどには個人差がありますが、遺伝が原因の場合はくせ毛を直すのは非常に困難です。

 

原因2.頭皮・毛穴の皮脂詰まり

原因2.頭皮・毛穴の皮脂詰まり

毛穴が皮脂や老廃物で詰まってしまうと、髪はその隙間を無理やり伸びてきたり変形した毛穴から伸びてきたりします。その結果、ねじれたり細かったりするくせ毛になることがるので、突然捻転毛になった人は毛穴詰まりが原因の可能性があります。

 

原因3.生活習慣の乱れ、悪化

原因3.生活習慣の乱れ、悪化

健康的な髪を育むには十分な栄養が毛根に行き渡らせることが大切です。偏食や過度なダイエット、睡眠不足、運動不足といった生活習慣の乱れや悪化、不摂生が天敵。頭皮に栄養が行き渡らなくなり、ねじれたり太さが不均一な髪になってしまう可能性があります。

 

原因4.日常から受けるストレス

原因4.日常から受けるストレス

実はストレスとくせ毛には関連があります。ストレスによって自律神経のバランスが崩れると、頭皮の血行不良や硬化を引き起こす可能性があります。血行不良や硬化により栄養が髪に届かなくなると、くせ毛や細く弱々しい髪になってしまいます。

 

捻転毛は改善できる!徹底したケアをしっかり行おう

頭皮マッサージで余分な皮脂汚れを除去

頭皮マッサージで余分な皮脂汚れを除去

シャンプー中は、毛穴に詰まった皮脂汚れや老廃物を頭皮マッサージをしながら取り除いていきます。爪をたててゴシゴシ洗うと頭皮を傷つけたり毛穴にダメージを与えてしまうので、指の腹でもみほぐすようにやさしく洗い落としていきます。

 

トリートメントやヘアオイルで髪の保湿ケアを徹底

トリートメントやヘアオイルで髪の保湿ケアを徹底

捻転毛はダメージを受けやすく乾燥しがちな髪質なので、十分な保湿ケアが必須です。シャンプー後のトリートメントはもちろん、タオルドライ後の流さないヘアオイルなどでドライヤーの熱や乾燥から髪を守ってあげましょう。

 

日ごろの生活習慣の改善を計る

日ごろの生活習慣の改善を計る

偏食や睡眠不足など生活習慣の乱れや不摂生がある場合は改善する必要があります。健康な髪の成長にはたんぱく質やミネラル、ビタミンなどの栄養が必要ですし、髪は夜に分泌される成長ホルモンで伸びます。一度、日ごろの生活を振り返ってみましょう。

 

サロンケアも活用!ヘッドスパで頭皮環境を整える

サロンケアも活用!ヘッドスパで頭皮環境を整える

自宅でのセルフケアで不安がある人や、より専門的なケアをしたい人は、ヘッドスパなどを利用するのもおすすめです。プロによる頭皮の洗浄やマッサージで、毛穴の詰まりや血行不良といった頭皮環境の改善が期待できます。髪の乾燥やダメージが気になる場合は、サロントリートメントを併用するのも良いでしょう。

 

捻転毛対策におすすめのシャンプーと使い方洗い方

捻転毛対策におすすめのシャンプー

捻転毛対策には、やっぱりシャンプーが大切です。捻転毛の方がシャンプーを選ぶときは、頭皮への刺激が少なく、十分な洗浄力もあるアミノ酸系の界面活性剤が入った製品を選びましょう。ソフトな洗いあ上がりで髪へのダメージを最小限に抑えます。また、表面が凸凹の捻転毛には、髪がまとまりやすくなるオイルシャンプーもおすすめです。

 

捻転毛対策におすすめのシャンプーの使い方やり方

捻転毛はダメージを受けやすいため、シャンプーするときは、なるべく摩擦を減らすのが大切です。

①シャンプー前にはブラッシングして髪の指通りをよくしておきます。

②予洗いをして大まかな汚れを落としておく。

③シャンプーはしっかり泡立ててきめ細やかな泡を作ります。

④洗うときは頭皮の汚れを落とすことを意識しましょう。毛先は泡を伸ばす程度で、こすらないように。

 

【くせ毛&捻転毛】でもお洒落に!簡単スタイリング集♡

くせを活かす方法①:髪を伸ばして重みで抑える

くせを活かす方法①:髪を伸ばして重みで抑える

髪質やくせの程度にもよりますが、ミディアムやセミロングなど長めに伸ばすことで、髪の重みでくせや広がりが落ち着くことがあります。特にボリュームに悩んでいる人は、日々のケアを続けながら髪を伸ばし、美容師に相談してみるのも一つの方法です。

 

くせを活かす方法②:レイヤーカットでボリューム調整

くせを活かす方法②:レイヤーカットでボリューム調整

髪にレイヤー(段)を入れると、全体のボリュームを調整しやすくなり、軽やかなヘアスタイルに仕上がります。髪に自然な動きや流れがつくため、捻転毛のくせを活かしたスタイリングがしやすくなる点もメリットです。

 

ショートボブ

ひどいくせ毛も楽々!こなれ感を手に入れられるショートボブ。表面は重めに長く残し、内側にレイヤーを入れて髪の量を調整すれば、広がりも抑えられ、扱いやすくなります。

 

レイヤー入りロング

広がりっぱなしの髪もサヨナラ!レイヤーを入れることで、髪の量を調整し、くせ毛の広がりを抑え、美しいストレートヘアを手に入れられます。

 

ハーフアップアレンジ

清潔感のある大人のハーフアップスタイル。アレンジ自在で、毎日使えるイチオシのスタイルです。

 

ローポニーテールアレンジ

くせ毛でもこなれ感を演出できる、簡単スタイリングのローポニーテール。抜け感があり、ベースやサイドのアレンジ次第で、オフィスやカジュアルなシーンにもぴったりです。

 

やってはいけない!捻転毛で注意すること

縮毛矯正はリスクも?きれいに仕上がらない可能性

縮毛矯正はリスクも?きれいに仕上がらない可能性

捻転毛は1本1本の毛の太さが均一でないため、縮毛矯正をかけても思った通りの効果が出ない場合があります。太さによって薬剤の浸透にムラが出たり、強い薬剤やヘアアイロンの熱で細い毛がダメージを受けたり切れたりする恐れも。髪への負担が大きくなる可能性もあるため、施術前に美容師とよく相談することが大切です。

 

ブラッシングのしすぎに注意しよう!

ブラッシングのしすぎに注意しよう!

くせ毛の場合、絡まりやボリュームを抑えるために念入りにブラッシングしてしまいがち。しかし、捻転毛はダメージに弱いので、ブラッシング時の摩擦や引っ張りなどでダメージや切れ毛を起こしやすいです。ブラッシングはしすぎないように注意しましょう。

 

捻転毛やくせ毛を抜くのはNG!

捻転毛やくせ毛を抜くのはNG!

捻転毛などのくせ毛は手触りも見た目も悪いので抜くという人も少なくありません。しかし、髪を抜くと毛穴のゆがみや傷みを引き起こす可能性があり、断面がゆがんだ髪の毛が生えてきてくせ毛を悪化させることがあります。くせ毛を抜いてはいけません。

 

捻転毛は日々のケアでうまく付き合っていこう!

捻転毛は厄介なくせ毛ではありますが、頭皮環境や生活習慣を見直したり、美容院で相談したりして改善することができます。ケア中や完全に直せない場合はうまく付き合って生活することも大切。少しずつしっかりと改善していきましょう。

 

HAIR編集部

HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。

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