恋人と夫婦の違いは何か。完璧よりも不完全を受け入れること

恋人と夫婦の違いとは

恋人から家族になる

男女が結婚の意思を確認し合った後に婚姻届を提出、受理されると恋人から晴れて夫婦となります。
夫婦というのは、子供がいる、いないに関わらず、「家族」です。 法的に認められた夫婦は、同時に保障というものが生まれます。

また、夫は家族を守る、妻は家庭を守るという責任感も出てくるでしょう。 恋人だった時には感じられなかった責任や保障を、夫婦になることで実感するようになるのです。

夫婦は将来が見えてくる

恋人でいる時は、2、3日後、あるいは一週間後など、すぐ先の約束をしながら今を楽しんでいます。
しかし、夫婦になると1年先、10年先、あるいはもっと先の将来の夫婦像を見るように。 必然的に今後の夫婦の有り方を話し合うこともあるでしょう。

不安もあるかもしれませんが、同じ将来を見ることができるということは素敵なことです。

夢よりも現実が見える

恋人であった時期には、「結婚したらこんな風な生活がしたい…」と言った夢を見ることがあったかもしれませんね。
実際に夫婦生活が始まると、夢とは離れた現実を見ることもあります。 お互いの金銭感覚や時間の使い方など、夫婦になると夢よりも現実が見えてくるのも事実です。

「夫婦」を受け入れるために

完璧より不完全を受け入れる

夫婦で暮らす時間が多くなれば、相手の不完全が目につくこともあります。そして、その不完全なところに腹が立つかもしれません。

自分は完璧でないと分かっていても、相手には完璧を求めたい…こう思う人も少なくないはず。 でも、完璧な人間に出会うというのはなかなか難しいことです。
せっかく縁があって夫婦になったのですから、相手も自分も不完全であると受け入れてみれば、心のモヤモヤが少し晴れるかもしれませんよ。

二人で幸せを作る

カップルの時は、一緒にいるだけで幸せを感じることが多かったですよね。 夫婦になっても変わらないかもしれませんが、日々の忙しさゆえに幸せにゆっくり浸るという時間も少なくなっていませんか？
二人の工夫次第で幸せは作り出すことができるのです。例えば忙しくても朝のコーヒーは一緒に飲む、一カ月に一度は外食するなど。
こうしたことで、絆も深まり、幸せを感じることができるはずです。

安心感を生み出す存在になる

恋人が夫婦になって感じることは、「ときめきが不足している」ということかもしれません。
恋人が一緒の時でも不在の時でも感じるドキドキ感は、夫婦生活が長くなるにつれて薄れてくる人がほとんど。
それでも夫婦になって新しく生み出される感情があります。 それは「安心感」です。

ときめきの代わりに生まれる安心感は夫婦にとってかけがえのない感情になりますよ。

時には忍耐も必要

恋人同士の時は、相手が多少わがままでも許せてしまうという心の余裕があったかもしれません。
それが夫婦となると、生活を共にしている中でイライラがつのることもありますよね。 相手を攻撃してばかりは、夫婦仲がどんどん険悪になります。

感情的に相手を攻撃するばかりではなく、時には言葉に出さないという忍耐も必要。
お互い寛容になれれば夫婦仲はきっと新たな幸せのステージに進むはずです。

「愛」を感じる

恋人である時は、「愛があれば」どんなことも乗り越えることができる、という情熱を感じています。
夫婦になると、その感情は「愛」へ変わることに。 夫婦の愛は安心に近い感情かもしれません。
熱っぽい愛とは違いますが、日々の生活でほっとするような愛を感じる時、きっとその夫婦は上手くいっているといって良いでしょう。

いかがでしたか？

恋人から夫婦になると数々の責任も感じることになり、また、日々の生活で不満という感情も表れるかもしれません。
だからと言って嫌だから別れる、という訳にもいきませんよね。
夫婦というのはある程度の許容も必要。
そして訪れる一つ一つの事象を乗り越えていって、絆も深まるのです。