ダメージレスな“酸性ストレート”って？傷んだクセ毛の救世主現る！

今年は酸性ストレートが大ブームな予感♡

傷まないストレートで最上級の艶髪に

「つるるんとした直毛って憧れる！」

そんなアナタに試してみてほしいのが、ダメージレスなストレートと呼ばれる“酸性ストレート”。

実は2021年、一大ブームを巻き起こしそうな最先端のメニューなんです。

今回はそんな話題の酸性ストレートについて、業界の先駆者であるスタイリストさんが魅力を解説！

今回お話を伺ったスタイリスト、大森景亮さん

お名前：大森景亮さん

スタイリスト歴：25年　

酸性ストレートとは？縮毛矯正・ストパーとの違いは？

酸性ストレートの効果

大森さん：私のサロンでは“KT髪質再生ストレート”というメニューが酸性ストレートにあたるのですが、ひとことで言うと“傷まないストレートパーマ”なんです。

＜Before＞

＜After＞

このKT髪質再生ストレートの薬剤にはダメージの原因であるアルカリが含まれていないうえ、トリートメント成分をプラスしているので同時にケアが可能。

この薬剤は補修成分を髪の内部に連れていく役割を果たしており、一緒にアイロンを使って熱処理を加えることでクセが伸びる仕組みです。

カラーやブリーチをしていると髪にアルカリが残留したままの状態になるのですが、そこに反応して薬剤が浸透していくのでブリーチ毛でも施術大歓迎ですよ。

縮毛矯正・ストレートパーマとの違い

大森さん：一般的な縮毛矯正やストレートパーマの薬剤はアルカリ性になるんです。

酸性よりもアルカリ性の方がより早く確実に薬剤が浸透するのですが、その分大きなダメージの原因になっていました。

またアルカリ性の薬剤を使うとキューティクルが開ききってしまうため乾燥を促進、ツヤも失われていってしまいます。

ところが酸性ストレートならキューティクルは開ききらないですし、栄養分も一緒に入れているのでズバ抜けたツヤ感が長続きするんです。

酸性ストレートの魅力

 ＜Before＞

＜After＞

大森さん：パヤパヤ毛や強いクセにお悩みでも、つるんとした弾力のある極上ストレートヘアが手に入ること。

ブリーチなどのトーンアップ以外であれば、その後カラーなどをしてもツヤ感は続きます。

またカラーリングとの同時施術も可能です。ただ酸性ストレート単品で行うと、元々の髪色がやや色抜けしてしまうことも。

別日にカラーを検討している場合は、カラーをする前に酸性ストレートの施術をオススメします。

酸性ストレートの施術時間やモチ、価格帯って？

酸性ストレートの施術方法、施術時間

大森さん：施術の工程は一般的な縮毛矯正とほぼ同じ。一緒の要領でパーマをかけることもできます。

ただ時間をかけてゆっくり薬剤を浸透させていくので、その分時間が必要に。

大体4時間〜4時間半くらいが平均ですかね。かなりクセが強い場合はMAX6時間ほど要します。

酸性ストレートの価格帯

大森さん：KT髪質再生ストレートは＋シャンプー・ブロー込みで28,600円、カットをする場合は33,000円になります。

時間は多少かかりますが、本当に自分に合ったものを探しているという方にはぜひトライしてほしいですね！

酸性ストレートはどのくらい持つ？

＜Before＞

＜After＞

大森さん：縮毛矯正と同じく、かけた部分のストレートはずっと持ちます。トリートメントをしてあげれば、ツヤ感も長くキープできますよ。

また酸性ストレートは熱処理の際に髪の毛が楕円形につぶれてしまうことがないので、伸びてきた地毛との差が目立ちにくいのも魅力。

どんな人に酸性ストレートはオススメ？

美髪を目指すすべての方に体験してほしい！ 

＜Before＞

 ＜After＞

大森さん：クセやうねりが気になる方はもちろん、カラーやパーマなどによる乾燥・ダメージヘアの方にもぜひ受けてほしいですね。

パサパサ髪にツヤが戻ってくるので、男性・女性問わずみなさんにオススメしたいメニューです。

酸性ストレートを受けるうえで注意点やデメリットはある？

ピュアな酸性ストレートかどうか確認を

大森さん：通常の縮毛矯正より時間がかかってしまうことにくわえ、最近流行っている酸熱の髪質改善トリートメントをした後だと最上級の効果が得られません。

実は酸熱トリートメントってキューティクルを溶かしてしまうメニューなんですよね。

あとは純粋な酸性ストレートかどうか見極めること。

お店によってはベースはアルカリ性なのに少し酸性に傾けたものを酸性ストレートと呼んでいたりするので注意をしてくださいね！

スタイリスト大森景亮さんのプロフィール

所属美容院：Lille（リル）

美容院住所：東京都新宿区新宿4-1-19冨美ビルB-1 2F

肩書：代表

取材・ライティング

ライター：片岡愛

経歴：女性誌からキャリアをスタートさせ、現在は雑誌からWEBにいたるまでさまざまなジャンルの編集・ライティングを担当。

自己紹介：コンサバからギャル、韓国系までジャンル限らずトレンドを日々収集中。気になったことはひたすら調べ上げる好奇心高めのミーハー気質。