更新日:2020.05.28
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失敗しない髪の染め方!セルフカラーと美容院オーダー方法をそれぞれ解説

美容院に行く時間がなかったり、ちょっとお財布が寂しいときに自分でカラーリング出来たら便利ですよね。ここではセルフカラーをする際の髪の染め方や失敗しないコツ、美容院でカラーする場合のオーダーの仕方など解説していきます。

セルフカラーを始める前の準備

色や用途に注意し、市販のヘアカラー剤を購入する

まず、市販のヘアカラー剤を購入するときに、自分がなりたい色や使い方をしっかり確認して購入するようにしてください。市販のヘアカラー剤ではクリームタイプ・泡タイプなど種類があります。自分で扱いやすいヘアカラー剤を選んでくださいね。

 

ケープや汚れてもいい服、ヘアクリップを用意する

セルフカラーをするときにはカラー剤が服や皮膚に付く恐れがあるので汚れても良い服を着ることをおすすめします。髪をブロッキングするときに使うヘアクリップもあらかじめ用意しておくと効率よくセルフカラーができます。

 

髪染め禁止の場所ではないか確認する

髪染めは公共のお風呂や、スーパー銭湯でするのはやめましょう。洗い流すトリートメントタイプだと大丈夫だと勘違いして銭湯で毛染めをしている人も居るようです。染料はにおいもあり、他の人に付着してしまうかもしれません。必ず自宅で行ってください。

 

おでこの生え際にメイク落としクリームを塗ると安全

カラー剤が垂れてしまって皮膚についてしまったり、目に入ってしまうと危険なので、あらかじめおでこの生え際にメイク落としのクリームを塗って保護して下さい。ちょっとした一手間で安全にカラーリングが出来ます。

 

セルフカラーの染め方

パッチテストを行う

少し面倒に感じるかもしれませんが、初めて使う薬剤の場合はパッチテストは行った方が安心です。パッチテストは、ヘアカラーでアレルギー反応が起こらないかを自身で確認できる方法です。カラー剤に記載されている使用説明書をよく読んで正しく行ってください。

 

服を着替え、髪をブロッキングする

汚れてもいい服に着替えて、髪をブロッキングしていきます。髪の毛を少しずつ束にしてまとめておく作業をブロッキングといいます。前髪・耳の横の両サイド・後ろの毛を2段に分ける合計5箇所で分けて下さい。最初にきちんとブロッキングするだけで色ムラや塗り残しを防ぐことが出来ます。

 

カラー剤を襟足側から塗布する

目に見える黒い部分から塗布したくなりますが、カラー剤は染まりにくい襟足から塗りはじめましょう。ブロッキングした後ろの髪の下の段を塗って上の段、次に両サイドの髪、最後に前髪に塗布してください。カラー剤は手早く塗ること、溶剤をたっぷりと塗ることがきれいに染めるコツです。

 

全体に馴染ませ、規定の時間を置く

全体に馴染ませたら記載されているカラー剤ごとの規定の時間置いておきます。しっかり染めたいと思うと長時間置いておきたくなりますが、カラーの失敗やダメージの原因等になるので、カラー剤を規定の時間以上に置いておくのはやめておきましょう。タイマーできちんと時間を計ってください。

 

念入りに洗い流し、シャンプーする

規定の時間がきたら、まずお湯で優しく洗い流して下さい。その後シャンプーをつけて洗います。次に洗い流すタイプのトリートメントで髪をケアしてください。カラー剤の洗い残しは頭皮のトラブルの原因になるのでしっかりと洗いましょう。

 

ヘアケアでダメージを抑える

タオルドライした後、今度は洗い流さないタイプのヘアトリートメントを髪の毛全体に馴染ませてから乾かして下さい。自然乾燥は髪に負担がかかるので必ずドライヤーで乾かしましょう。カラー剤は髪にダメージを与えます。しっかりトリートメントしましょう。

 

セルフカラーの注意点

パッケージ通りの色にならないことも

カラー剤を買うときにパッケージの髪色を参考に購入すると思いますが、髪質やカラーリングの仕方などで思ったような色に仕上がらないこともあります。あくまでもイメージと思っておくのがいいでしょう。

 

放置中は髪色をこまめにチェック

カラー剤をつけて放置時間まで待っている間、こまめに髪色をチェックしましょう。規定時間以上にカラー剤をつけているのは髪に良くないのでおすすめしませんが、髪質によって規定の時間より短い時間で髪が染まる場合があります。

 

換気のいい場所で染める

最近のカラー剤は匂いを軽減したものも多いですが、やはり成分的に刺激の強いのもあるので換気のよい場所で染めるようにしてください。敏感な人が換気の悪い場所でカラーリングを行うと気分が悪くなったりする場合もあるそうです。

 

美容院でのカラーオーダーの仕方

希望の明るさを決める

美容院でカラーリングをする際はまず、希望の明るさを美容師さんと決めてください。もしもハイトーンにしたい場合はダブルカラーが必要になる場合もあります。

 

アッシュ系、ピンク系など色の系統を決める

あらかじめだいたいの色の系統を決めておくとオーダーがスムーズです。アッシュ系は、グレーがかったくすんだ感じの色です。他に、ピンク系やベージュ系、青系などがあります。ネット等で好きな色の系統を探しておきましょう。

 

美容院でのカラーの注意点

カラー名ではなく画像を見せて伝える

雑誌などで見てこのカラーにしようとカラー名だけを美容師さんに伝えても、美容師さんにはなかなか伝わりにくいものです。自分の希望を正確に伝えるためにはなりたい髪色の画像を美容師さんに見せて伝えることがポイントです。

 

肌のアレルギーや頭皮に傷があるときは相談

肌に出るアレルギーや、頭皮に傷や湿疹などがある場合は必ず伝えるようにしてください。カラーリングは肌や頭皮に刺激を与えます。後からトラブルにならないよう、相談は必須です。

 

地毛の色によっては染まりにくい色もある

元の髪の色によっては、染まりにくい色もあります。染まりにくい色が気に入ってそのカラーにしたいときは残念ですが、必ず希望の色に染まるとは限らないと思っておきましょう。

 

思い通りのカラーのためには相談がおすすめ!

自分のイメージどおりのカラーリングを叶えたいなら、やはりプロの美容師さんに相談するのが一番です。美容師さんの豊富な経験から思い通りのカラーに近づけてくれるでしょう。

 

HAIR編集部

HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。

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