セルフカットで用意するべき5つの道具
ハサミは普通のハサミとすきバサミを用意

ロングヘアのセルフカットでは、ヘアカット専用のすきバサミと普通の刃のハサミを用意します。専用のハサミを使うことで、髪にかかるダメージを最小限に抑え、ダメージを受けやすい毛先もキレイに整えられます。
ブロッキング用のダッカール
初心者がやってしまいがちなのが、ブロッキングせず適当にハサミを入れてしまうこと。ブロッキングで髪を分けることで、ムラなくカットできます。ブロッキング用のダッカールがなければ、ヘアゴムやクリップでもOK。
意外と重要な役割を持つコーム
くしはコームと仕上げに全体を整えるブラシを用意します。コームは細かいものならカットした髪をしっかり落とせますし、毛先を整えやすくなります。特にロングヘアは毛先が傷みやすいので、コームで整えながらカットするのがポイント。
鏡は必ず後ろまでチェックできる大きなものを
鏡は後ろの髪もチェックできる大きめのものを用意してください。鏡を確認せずに感覚でカットしてしまうと、前後でチグハグな仕上がりになってしまいます。コンパクトな鏡でも三面鏡タイプなら後ろもチェックしやすいです。
霧吹き、タオルまで用意できたら完璧!
霧吹きで髪を適度に濡らしながらカットしますが、手で濡らすとムラができやすいので必ず霧吹きを使いましょう。霧吹きで毛先を濡らしてカットすれば、ハサミで毛先をカットするときのダメージ軽減にもなります。
毛量が多いロングを軽やかに!すき方のポイント
ロングをブロッキングするときのコツ
ブロッキング前に必ずコームで髪をとかし、癖ができている部分はブローやアイロンでまっすぐに整えましょう。横は上と下、後ろはトップから後頭部まで上から4段階にブロッキングしてください。ブロッキングした下の部分から少しずつカットします。
すきバサミでまずは内側からすこう
ロングヘアの内側部分からカットします。内側を気持ち短めにカットすると、ふんわりとしたボリュームが出やすくなるのでセットが簡単になります。毛量を減らす場合は、内側の中間部分からすきバサミでカットしていくのがコツです。
表面と根元近くはすかないように注意
髪の表面はできるだけノータッチに。髪の表面をすくと、短い毛が表面からぴょんぴょんハネるようになってしまいますし、全体的なデザインが崩れて切っても切っても整えにくく、カットしすぎることも。
毛先や後ろの髪をカットするときのポイント
枝毛や切れ毛をカットするときのポイント
毛先には何度もハサミを入れないこと、そしてハサミを毛先に入れたらハサミを開いてから離すことが大切です。ハサミを閉じたまま毛先から離すと、毛先がハサミの刃で傷つけられるので要注意!
後ろの髪をカットするときのポイント
後ろ髪をトップから後頭部まで4つにブロッキングしたら、下の部分から少しずつカットしていきます。ハサミを縦に入れるように少しずつ切りつつ、鏡をチェックして整えましょう。後頭部の髪は上下ではなく左右にブロッキングすると分けやすくなります。
傷んだ毛先は普通のハサミで切る?すきバサミで切る?
枝毛や切れ毛が起こっている毛先には、普通の刃のヘアカット用ハサミを使います。すきバサミを使うともろくなっている毛先をさらに傷つけるので要注意です。また、カットするときはダメージ部分から5cm上をカットします。
ロングの前髪セルフカットのポイント
前髪は濡らさずドライカットなら切りすぎない!
ロングヘアのセルフカットに限らず、前髪をカットするときは濡らした状態からではなく、ドライな状態からカットします。濡らしてカットするとうっかり切り過ぎてしまう恐れがあるからです。
前髪も表面と内側でブロッキング
前髪の毛量が多い人は前髪も上下にブロッキングするとカットしやすくなります。下の部分からカットし、下の前髪の長さを基準にすると切りすぎを防ぐために効果的です。また、前髪の切りすぎが怖い人は眉毛カット用の小さいハサミを使って長さを調整するのもOKです。
中央から切りそろえると簡単!
上下にブロッキングしたとき、さらに横に3つにブロッキングします。中央の部分の髪からカットし、中央の髪の長さに合わせて左右もカット。前髪は特に切り過ぎやすい部分なので、少しずつブロッキングしてカットすることが大切です。
両サイドの前髪を軽くすいて馴染ませる
前髪をカットしたら両サイドの髪を軽くカットすると、セルフカットしても自然な仕上がりになります。顔まわりの髪に縦にハサミを入れることで、カットした前髪に馴染みやすくなるんです。
ロングヘアのセルフカットもコツを抑えれば簡単!
ロングヘアのセルフカットも、道具をそろえてしっかりブロッキングしてカットすれば、失敗せずキレイに仕上がります。ちょっと毛先を整えたい、毛量を軽くしたいという場合は、セルフカットすれば美容院代を節約できますよ!

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