【ボブ編】セルフカット方法
霧吹きで髪を濡らす

セルフカットでボブに挑戦するときは、霧吹きで髪を濡らしながらカットしましょう。
ボブはきれいにそろった毛先のラインが魅力的な髪型でもありますので、髪をまっすぐにして、長さを正確に把握しながら切るのがコツ。湿らせることで、髪が動きにくくなるというメリットもあります。
サイドの髪をブロッキングする
まずは、サイドの髪をブロッキングします。左右それぞれ同量程度の毛束を取り、ピンでしっかり固定しましょう。
このとき、耳の後ろあたりから多めに取っておくのがポイントです。サイドの髪を多めに取っておいたほうが後からの調整がしやすく、失敗しにくくなります。
後ろの髪を横に3分割し、上段と中段をブロッキングする
後ろの髪は上段・中段・下段と横に3分割します。下から切っていくので下段だけはそのまま残し、上段と中段はピンを使ってブロッキングします。
ひとまとめにしてもOKですが、後頭部の真ん中で縦に分けて、上段と中段をそれぞれ2等分するように区切りながら留めていくとやりやすいです。
カチューシャを希望の長さの位置で固定し、合わせて切る
カチューシャは毛先の長さをそろえるための留め具のようなものですので、装飾がなくて直線的な、シンプルなものを用意しましょう。
希望の長さの位置に合わせたら、ハサミを横に入れてカットしていきます。カチューシャがずれると長さも変わってしまうので、手でしっかりと固定してください。
中段、上段、サイドの順に同様に切る
下段を切り終わったら、次は中段、その次に上段を同じようにカットしていきます。中段は下段よりも長めに、上段は中段よりも長めにと、表面の毛を気持ち長めに切るのがきれいに仕上げるコツ。
サイドの髪を切るときは、横に2分割して上段をブロッキングし直し、下段から切っていきましょう。
毛先を整えて完成!
長さがそろったら、最後に毛先の形を整えていきます。
髪が湿ったまますきバサミを使うと、まとまった毛束が切れてガタつく可能性がありますので、整える前に必ず髪を乾かしましょう。
ここまでの努力を無駄にしないためにも、慎重に切りそろえていくことが大切です。
【レイヤーカット編】
髪をよくとかす
レイヤーカットに挑戦するときは、髪を切り始める前にヘアブラシでしっかりとかしておきましょう。とかすことで、髪が扱いやすくなります。
ロングヘアの場合は気づかないうちに髪が絡まっていることもありますので、丁寧にときほぐしておくことが大切です。
髪を後ろから前へ全て持ってきて、おでこの部分で1本に結ぶ
とかし終わったら、後ろの髪を全て前に持ってきて、前髪とサイドの髪も合わせておでこの生え際付近でひとつに結びます。
目線をおへそに向けるようなイメージで頭を下げて、首の付け根から頭頂部に向かって髪をとかしながらまとめていくと、うまく束ねやすいです。
毛先から縦にハサミを入れてすく
束ねた髪は見やすい高さに持ち上げて、毛先をカットしていきます。ハサミは縦に入れることが、きれいなレイヤーをつくるためのコツです。
最初に切るところは髪全体の一番長い部分になりますので、切りすぎないように注意しましょう。適度にすきながら、毛先を整えていきます。
一度全て髪を解く
毛先を整え終えたら、一度髪をほどきます。数回に分けて切っていくことで、レイヤーカットは完成します。
基本的には3回くらいが目安ですが、髪の長さや好み次第で回数は変えても構いません。入れたい段数に合わせて、カットの回数を決めましょう。
頭の上半分→眉のラインより上…と結ぶ髪の量を減らしてすく
次は耳よりも上の髪、その次は眉よりも上の髪と、結ぶ量を減らしながら先の手順と同様にカットしていきます。
髪を分けたら、切りたい部分の髪を一旦ピンでブロッキングし、残す髪をヘアゴムやヘアピンで固定しておけば、余分な毛が混ざるのを防げて結びやすくなります。
全体のバランスを調整して完成!
髪全体にレイヤーを入れ終わったら、鏡を見ながら整えていきましょう。左右のバランスを確認して、長い部分があったらこのタイミングで切りそろえます。
このときも、ハサミは縦に使うのがポイントです。軽くて動きをつけやすいレイヤーカットを目指しましょう。
セルフカットの注意点
切れの良い専用のハサミを使う
セルフカットを行なうときは、ヘアカット専用のハサミを使うようにしましょう。また、切れ味のいいハサミを選ぶことも大切です。
文房具のハサミや切れ味の悪いハサミで髪を切ると、毛先が傷む可能性が高いので注意が必要です。
様子を見ながら少しずつ切る
短く切りすぎたというのは、セルフカットの失敗談で最も多いのではないでしょうか。そんな失敗を防ぐためにも、少しずつ切っていくのはとても重要なことです。
面倒でも一気に切り落とさずに、ちゃんと様子を見ながら丁寧に切っていきましょう。
すきバサミは位置をずらしながら使う
髪を程よくすいてくれるすきバサミですが、同じところに入れ続けたら普通のハサミと同じように髪が切れます。位置をずらしながら、髪全体にまんべんなく入れることを心がけましょう。
仕上げに使うときは、縦に入れたほうが上手に整えられます。
何度も練習してセルフカットを上達させよう
どんな物事でも、最初からいきなり上手くやるというのは難しいものです。失敗を糧にしながら繰り返し練習して、プロ顔負けのセルフカットをマスターしましょう。

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