更新日:2024.04.23
137127

ブリーチ後に黒染めってできるの?染め戻し・色落ち・ダメージを解説

髪の色素を抜くために使用される「ブリーチ」は、髪に大きなダメージを与えるものです。特にブリーチ後に行う黒染めには、慎重な注意が必要です。この記事では、ブリーチ後の黒染めの染め戻しや色落ちの問題、そして髪に与えるダメージなどについて、詳しくご紹介します。

ブリーチ後の黒染めについて知っておきたいこと

黒染めと通常のヘアカラーの違いを知ろう

黒染めとは、ブリーチを使用せずに髪を黒くすることを指します。髪の芯までしっかりと色が入るため、濃い黒色に染まりますが、自然な黒色よりも人工的な黒色となります。一方、黒髪用のヘアカラーは、ブリーチをして色を抜いた後、黒色のカラー剤を塗ることを指します。ブリーチによって髪にダメージを与える可能性があるものの、カラーの発色は非常に鮮明になります。

 

ブリーチ後の髪は黒染めが難しい理由

ブリーチ後の髪は黒染めが難しい理由

黒染めは、メラニン色素に着色することで髪を黒くします。しかし、ブリーチにより髪のメラニン色素が除去されているため、ブリーチ後の髪を黒く染めるのは難しくなります。ブリーチした髪に黒染めを行っても、完全には染まらず、また色落ちも早いため、特に注意が必要です。

 

黒染めは色落ちしやすいのか

黒染めは色落ちしやすいのか

黒染めの色落ちのしやすさは、ヘアカラー剤により異なります。色素量の少ないものを選ぶと、数ヶ月後にはほとんど色が落ちてしまいます。やむを得ず黒染めする場合は、色素量の少ないものを、しばらく黒髪でいる場合は、色素量の多いものを選ぶと良いでしょう。

 

黒くなりすぎてしまうことも

黒くなりすぎてしまうことも

「黒染め」の「黒」には数種類あります。日本人の髪の明るさは平均5〜6トーンです。しかし、3〜4トーンに染めてしまうと、不自然で人工的な黒になってしまいます。黒くなりすぎないためには、明るさのトーンを確認した上で、染めるようにすることが大切です。

 

黒染めした髪をブリーチすることは可能?

黒染めした髪をブリーチするのは難しい

黒染めした髪をブリーチするのは難しい

前述の通り、黒染めは髪の芯から黒に染めます。そのため、ブリーチしてもなかなか染めた黒を抜くことは難しいです。日本人の髪には赤味があります。黒染めからブリーチを行うと、この日本人特有の赤味が出て、髪が赤くなる場合もあります。

 

黒染めした髪をブリーチするときのヘアダメージ

黒染めした髪をブリーチするときのヘアダメージ

黒染めでダメージを受けた髪に、さらにブリーチをするとヘアダメージが増します。特に黒染めした後のブリーチは、なかなか黒が落ちず、何度かブリーチを繰り返すことも。そうすると、さらに髪へのダメージが多くなっていき、パサつきや乾燥の原因になってしまいます。

 

黒染めからカラーリングへの染め戻しは可能なのか

黒染めからカラーリングへの染め戻しは可能なのか

黒く染めたけど、そろそろ明るいカラーにしたいと思ったときは、セルフカラーではなく、美容室で染め直しましょう。自分で染め直そうとすると、黒染め自体の色素が強いため、ムラができやすくなってしまいます。染め直しは髪のダメージも考慮して、3ヶ月以上開けるのが無難です。

 

ダメージを軽減するなら!黒染め以外の髪を暗くする方法

ダークトーンのヘアカラーをする

髪を暗くする方法は黒染めだけではありません。グレーやブルーカラー、グレージュなど、ダークトーンのヘアカラーにするという方法もあります。ダークトーンのヘアカラーにもさまざまな種類がありますので、お気に入りの色を探してみてください。

 

色が落ちやすいヘアマニキュアでカラー

髪の表面をカラーリングする「ヘアマニキュア」。表面をコーティングするカラーリングですので、髪へのダメージも少なく、約4週間で元の色に戻ります。髪の表面をコーティングしてくれるので、紫外線から髪を守ってくれるメリットもあります。色が落ちやすい特徴を持つため、短期間でのカラーチェンジやトレンドカラーに挑戦する際に適しています。

 

カラートリートメントを使用する

トリートメントとカラーリングを同時に行う「カラートリートメント」。髪へのダメージも少なく、ヘアカラーを色持ちさせることができます。量が少ないと塗りムラが起こりやすいので、しっかりと丁寧に使用することが重要です。

 

一日だけならスプレータイプもおすすめ

面接などで一日だけ髪を黒くしたい。そんな時にはスプレータイプもおすすめです。髪の毛にスプレーをかけるだけで、簡単にカラーリングすることができます。シャンプーで簡単に洗い流せるので、その日だけ黒くしたい場合に最適です。

 

どうしてもブリーチヘアを黒染めしたいときは

黒くなりすぎない市販の黒染めを使用する

市販の黒染めは多く販売されています。その中から選ぶ時には、黒くなりすぎないよう、色素量の多すぎないものを選ぶようにしましょう。また、黒染めのテクスチャなども確認しておくことも大切です。

 

ダメージの少ない市販のヘアマニキュアを使用する

表面をコーティングしてカラーリングするため、髪へのダメージは比較的少ないヘアマニキュア。しかし、全くダメージが無いわけではありません。なるべくダメージの少ないものを使用してください。また、塗る際には頭皮にヘアマニキュアが付かないよう、慎重にカラーリングしましょう。

 

色落ちを防ぐカラー用シャンプーを使用

シャンプーはそれぞれ、洗浄力が異なります。色落ちを防ぐには洗浄力の低いシャンプーを選ぶ必要があります。カラーをキープさせるには、カラー用シャンプーがおすすめ。カラーリングしてから約2週間はカラー用シャンプーを使用しましょう。 

 

トリートメントなどでダメージをケアする

黒染めでの髪のダメージは避けられません。そのため、トリートメントなどでヘアケアダメージをしましょう。トリートメントは保湿成分のあるものや、髪に特に必要な栄養素、タンパク質を多く配合したものを選びましょう。

 

ブリーチ&黒染めは失敗しないように注意しよう!

ブリーチも黒染めも髪にダメージを与えます。どうしても黒染めをしなければならない場合には、髪にダメージが少ない方法で行いましょう。

関連記事:

黒染めしたくない時におすすめ♡オフィスや学校もOKなオシャレ暗髪スタイル


 

HAIR編集部

HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。

消費税法による総額表示義務化(平成16年4月1日)に伴い、記事中の価格・料金表示は最新の情報と異なる場合がございます。ご利用やご購入の際には最新の情報をご確認ください。

関連する記事