更新日:2020.03.20
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普通のパーマとデジタルパーマの違いとは|使い分けて自分好みの髪型へ

全体にボリュームが出て、顔まわりが華やかになるパーマ。パーマにもいくつかの種類があり、その特徴はそれぞれです。普通のパーマとデジタルパーマの違いや、似合う髪型の種類などを詳しくご紹介します。

普通のパーマとデジタルパーマのやり方の違い

コールド系と呼ばれる「普通のパーマ」

一般的な「普通のパーマ」は、「コールドパーマ」とも呼ばれます。コールドとは、髪に熱を与えずにパーマをかけることを指し、スタイリング剤などの薬剤を使ってパーマをつくります。

 

ホット系と呼ばれる「デジタルパーマ」

「ホットパーマ」とも呼ばれる「デジタルパーマ」は、普通のパーマとは逆に、熱を与えてパーマをつくっていきます。パーマ液を髪に塗り、専用のロッドを巻いた髪に、熱を与えていきます。

 

普通のパーマとデジタルパーマの仕上がりの違い

普通のパーマの場合

パーマのやり方の違いから、仕上がりもそれぞれ変わってきます。普通のパーマの場合は、濡れた髪にパーマをかけていきます。そのため、柔らかなウェーブに仕上がり、髪が乾くにつれ、ウェーブが弱くなっていきます。

 

デジタルパーマの場合

一方のデジタルパーマは、しっかりと強めのウェーブに仕上がるのが特徴です。髪に熱を与えるため、パーマが長持ちします。また、しっかりとしたウェーブで巻きが大きくなり、ふんわりとした仕上がりになります。

 

普通のパーマとデジタルパーマのメリット・デメリット

普通のパーマのメリット

普通のパーマのメリットは、髪へのダメージが少ないことです。熱を与えない分、髪に負担をあまりかけずにパーマをかけることができます。またパーマをかけた直後は、髪にツヤが出て束感ができます。

 

普通のパーマのデメリット

逆にデメリットは、パーマが強くかからないため長持ちしない点です。個人差はありますが、平均で1〜2カ月程度で取れてしまいます。また、朝などの寝起きも、パーマが取れやすくスタイリングに時間がかかります。

 

デジタルパーマのメリット

最大のメリットは、パーマがしっかりとかかること。パーマがかかりにくい髪質の人でも、しっかりとパーマがかかります。さらに持ちも良く、平均で3カ月ほど取れません。

 

デジタルパーマのデメリット

デメリットは熱を使うため、髪へのダメージが大きくなってしまうこと。また、火傷の危険があり、髪の根元にパーマをかけられないため、根元付近にボリュームが出ません。
普通のパーマに比べて、価格も比較的高いのも、デメリットの一つです。

 

普通のパーマでつくるヘアスタイル例

ショートヘアにおすすめのパーマスタイル

ショートは髪の短さから、ボーイッシュな雰囲気になります。柔らかなウェーブになる普通のパーマをかけることで、優しい印象になります。根元にもパーマをかけて全体にボリュームを出すのがおすすめです。

 

ボブにおすすめのパーマスタイル

肩上の長さのボブは、可愛くもカッコ良くも見える長さです。普通のパーマで束感と動きを同時に出すことで、ナチュラルな仕上がりになります。全体に動きが出るので、重めの前髪にも合います。

 

ミディアムにおすすめのパーマスタイル

ミディアムヘアは毛先がハネてしまうため、スタイリングが大変という悩みを持つ人が多いです。しかしその毛先のハネを活用して、緩やかなウェーブと合わせることで無造作カールを楽しむことができます。

 

ロングにおすすめのパーマスタイル

男女共にウケの良い、ロングのゆるふわヘア。緩めのウェーブでラフ感を出して、フェミニンな雰囲気になります。大人っぽさも出したいときには、暗めのカラーと合わせるのがおすすめです。

 

デジタルパーマでつくるヘアスタイル例

ショートヘアにおすすめのデジタルパーマスタイル

毛先に無造作カールをかけて、明るめのカラーと合わせることで、フェミニンで女性らしい雰囲気になります。前髪はシースルーバングがおすすめです。
しっかりとパーマがかかるデジタルパーマなら、外ハネスタイルも簡単に出来ます。

 

ボブにおすすめのデジタルパーマスタイル

毛先に軽くパーマをかけてサイドにボリュームを出すことで、小顔効果があります。
また、毛量の多い人もパーマが楽しめるデジタルパーマ。毛先をワンカールにして、大人っぽくなります。毛量が多いと、全体がすっきりとまとめられます。

 

ミディアムにおすすめのデジタルパーマスタイル

簡単にフェミニンな雰囲気にしたいときには、シンプルなカールスタイルがおすすめです。ドライヤーで乾かすだけで簡単にスタイリングできます。前髪なしにすると、大人っぽくなり、小顔効果もあります。

 

ロングにおすすめのデジタルパーマスタイル

サイドにボリュームカールをかけて、かき上げバングと合わせることで、ゴージャスで大人の女性の雰囲気になります。
ゆるふわカールとデジタルパーマで、全体の雰囲気がふんわりとなり、フェミニンな印象になります。

 

自分がしたい髪型に合わせてパーマの種類を選択するのがイイ

パーマはそれぞれ強さが異なり、さまざまなヘアスタイルが楽しめます。また髪質などによっても、多種多様なスタイルがあります。なりたいヘアスタイルに合うパーマをかけて、理想の自分になりましょう。

 

HAIR編集部

HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。

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