普通のパーマとデジタルパーマの違いとは|使い分けて自分好みの髪型へ
全体にボリュームが出て、顔まわりが華やかになるパーマ。パーマにもいくつかの種類があり、その特徴はそれぞれです。普通のパーマとデジタルパーマの違いや、似合う髪型の種類などを詳しくご紹介します。
普通のパーマとデジタルパーマのやり方の違い
コールド系と呼ばれる「普通のパーマ」
一般的な「普通のパーマ」は、「コールドパーマ」とも呼ばれます。コールドとは、髪に熱を与えずにパーマをかけることを指し、スタイリング剤などの薬剤を使ってパーマをつくります。
ホット系と呼ばれる「デジタルパーマ」
「ホットパーマ」とも呼ばれる「デジタルパーマ」は、普通のパーマとは逆に、熱を与えてパーマをつくっていきます。パーマ液を髪に塗り、専用のロッドを巻いた髪に、熱を与えていきます。
普通のパーマとデジタルパーマの仕上がりの違い
普通のパーマの場合
パーマのやり方の違いから、仕上がりもそれぞれ変わってきます。普通のパーマの場合は、濡れた髪にパーマをかけていきます。そのため、柔らかなウェーブに仕上がり、髪が乾くにつれ、ウェーブが弱くなっていきます。
デジタルパーマの場合
一方のデジタルパーマは、しっかりと強めのウェーブに仕上がるのが特徴です。髪に熱を与えるため、パーマが長持ちします。また、しっかりとしたウェーブで巻きが大きくなり、ふんわりとした仕上がりになります。
普通のパーマとデジタルパーマのメリット・デメリット
普通のパーマのメリット
普通のパーマのメリットは、髪へのダメージが少ないことです。熱を与えない分、髪に負担をあまりかけずにパーマをかけることができます。またパーマをかけた直後は、髪にツヤが出て束感ができます。
普通のパーマのデメリット
逆にデメリットは、パーマが強くかからないため長持ちしない点です。個人差はありますが、平均で1〜2カ月程度で取れてしまいます。また、朝などの寝起きも、パーマが取れやすくスタイリングに時間がかかります。
デジタルパーマのメリット
最大のメリットは、パーマがしっかりとかかること。パーマがかかりにくい髪質の人でも、しっかりとパーマがかかります。さらに持ちも良く、平均で3カ月ほど取れません。
デジタルパーマのデメリット
デメリットは熱を使うため、髪へのダメージが大きくなってしまうこと。また、火傷の危険があり、髪の根元にパーマをかけられないため、根元付近にボリュームが出ません。
普通のパーマに比べて、価格も比較的高いのも、デメリットの一つです。
普通のパーマでつくるヘアスタイル例
ショートヘアにおすすめのパーマスタイル
ショートは髪の短さから、ボーイッシュな雰囲気になります。柔らかなウェーブになる普通のパーマをかけることで、優しい印象になります。根元にもパーマをかけて全体にボリュームを出すのがおすすめです。
ボブにおすすめのパーマスタイル
肩上の長さのボブは、可愛くもカッコ良くも見える長さです。普通のパーマで束感と動きを同時に出すことで、ナチュラルな仕上がりになります。全体に動きが出るので、重めの前髪にも合います。
ミディアムにおすすめのパーマスタイル
ミディアムヘアは毛先がハネてしまうため、スタイリングが大変という悩みを持つ人が多いです。しかしその毛先のハネを活用して、緩やかなウェーブと合わせることで無造作カールを楽しむことができます。
ロングにおすすめのパーマスタイル
男女共にウケの良い、ロングのゆるふわヘア。緩めのウェーブでラフ感を出して、フェミニンな雰囲気になります。大人っぽさも出したいときには、暗めのカラーと合わせるのがおすすめです。
デジタルパーマでつくるヘアスタイル例
ショートヘアにおすすめのデジタルパーマスタイル
毛先に無造作カールをかけて、明るめのカラーと合わせることで、フェミニンで女性らしい雰囲気になります。前髪はシースルーバングがおすすめです。
しっかりとパーマがかかるデジタルパーマなら、外ハネスタイルも簡単に出来ます。
ボブにおすすめのデジタルパーマスタイル
毛先に軽くパーマをかけてサイドにボリュームを出すことで、小顔効果があります。
また、毛量の多い人もパーマが楽しめるデジタルパーマ。毛先をワンカールにして、大人っぽくなります。毛量が多いと、全体がすっきりとまとめられます。
ミディアムにおすすめのデジタルパーマスタイル
簡単にフェミニンな雰囲気にしたいときには、シンプルなカールスタイルがおすすめです。ドライヤーで乾かすだけで簡単にスタイリングできます。前髪なしにすると、大人っぽくなり、小顔効果もあります。
ロングにおすすめのデジタルパーマスタイル
サイドにボリュームカールをかけて、かき上げバングと合わせることで、ゴージャスで大人の女性の雰囲気になります。
ゆるふわカールとデジタルパーマで、全体の雰囲気がふんわりとなり、フェミニンな印象になります。
自分がしたい髪型に合わせてパーマの種類を選択するのがイイ
パーマはそれぞれ強さが異なり、さまざまなヘアスタイルが楽しめます。また髪質などによっても、多種多様なスタイルがあります。なりたいヘアスタイルに合うパーマをかけて、理想の自分になりましょう。
HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。
消費税法による総額表示義務化(平成16年4月1日)に伴い、記事中の価格・料金表示は最新の情報と異なる場合がございます。ご利用やご購入の際には最新の情報をご確認ください。
関連する記事
-
こなれ見え♡40代大人女子に推したいパーマボブ
「トップにボリュームが欲しい」「毎朝のスタイリングを楽にしたい」。そんな40代の髪の悩みに応えてくれるのが、華やかでおしゃれな「パーマボブ」です。気になるお悩みを自然にカバーしながら、手軽に動きとこなれ感をプラスできます。この記事では、大人の女性に似合う上品なスタイルからトレンド感のあるスタイルまで、魅力的なパーマボブを厳選してご紹介します。
更新日:2025.10.2514096
-
美容院に行く頻度の正解は?【プロが解説】髪の長さ・カラー・悩み別の最適なタイミング
「美容院って、次いつ行けばいいんだろう?」そんな疑問にプロがお答えします。髪の長さやカラー、パーマ、お悩みに合わせたベストな来店頻度を徹底解説。この記事を読めば、もう美容院の予約タイミングで迷いません。
更新日:2025.10.25156160
-
【縮毛矯正とストレートパーマの違い】どっちを選ぶ?髪質・目的別の選び方を解説
サラサラでツヤのあるストレートヘアは多くの女性の憧れ。くせ毛や髪のうねりに悩み、「縮毛矯正」や「ストレートパーマ」を検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、この二つの違いを正しく理解していますか?この記事では、縮毛矯正とストレートパーマの根本的な違いから、話題の「酸性ストレート」「酸熱トリートメント」との比較、そしてあなたの髪質や目的に合わせた最適なメニューの選び方まで、詳しく解説します。
更新日:2025.10.1388971
-
コスメパーマとは?デジタルパーマとの違い、メリット・デメリットを解説!
髪への負担を抑え、ナチュラルな仕上がりが魅力のコスメパーマ。デジタルパーマとの違いや、どんな髪質・スタイルに向いているか知りたい方へ。この記事では、コスメパーマの特徴やメリット・デメリット、パーマを長持ちさせるためのケア、失敗しないためのポイントを分かりやすく解説します。ダメージレスでおしゃれなパーマのヒントを見つけてください。
更新日:2025.10.0122067
-
ハンサムマッシュショート ヘアカタログ|なりたい雰囲気で選ぶスタイル集
ハンサムマッシュショートは、クールさと柔らかさを両立できる人気のヘアスタイル。本記事では、その魅力を最大限に引き出すスタイルをヘアカタログ形式でご紹介します。前髪のデザイン、髪色、パーマなどの質感の違いで、あなたの「なりたい」がきっと見つかるはずです。
更新日:2025.09.1424391















