
リバースケアのやり方と効果を解説|シャンプー前のひと手間で美髪へ
「カラーやパーマで髪のダメージが気になる」「自宅でのヘアケアに限界を感じる…」そんな悩みを抱えていませんか? SNSでも話題の「リバースケア」は、いつものシャンプーとトリートメントの順番を逆にするだけで、そんな髪の悩みにアプローチできる注目のホームケアです。
【SNSで話題】リバースケアとは?シャンプーの順番を逆にするだけの簡単美髪ケア
まずはトリートメントで髪を保護するケア
リバースケアとは、その名の通りシャンプーとトリートメントの手順を「リバース(逆)」にするヘアケア方法です。先にトリートメントで髪を保護することで、シャンプー時のきしみや摩擦を防ぎ、髪への負担を軽減します。ヘアカラーの持ちを良くしたり、指通りをなめらかにしたりと、様々な効果が期待できると注目されています。
リバースケアはどんな人におすすめ?【髪の悩みでセルフチェック】

リバースケアは特に、以下のような髪の悩みを持つ方におすすめです。ご自身の髪の状態と照らし合わせてみてください。
- カラーやパーマによるダメージが気になる
- 髪がパサつき、乾燥している
- 髪が広がりやすく、まとまりにくい
- シャンプーの時に髪が絡まりやすい
- ヘアアイロンやコテを日常的に使う
リバースケアは週に1~2回の頻度で!

オイルや洗い流さないトリートメントを使うリバースケアは、週に1~2回の頻度で行うのが最適です。オイルを使わず、シンプルにトリートメントとシャンプーの順番を入れ替えるだけなら、毎日でもOKです。ただし、髪質によっては毎日だと重く感じる場合もあるため、ご自身の髪の状態に合わせて調整しましょう。
髪が美しくなる?リバースケアに期待できる効果とは
シャンプー時の摩擦を抑え、なめらかな指通りに

先にトリートメントで髪をコーティングすることで、シャンプー時のきしみや髪同士の摩擦を大きく軽減できます。キューティクルが保護されることで、洗い上がりの指通りが驚くほどなめらかになり、ドライヤー後もサラサラな手触りを実感しやすくなります。
スタイリング剤などの汚れが落ちやすくなる

髪の摩擦と同様に、トリートメントを先にして油分を与えることで、髪についたスタイリング剤の汚れが浮いてきます。その後、シャンプーすれば、スタイリング剤の汚れはきれいに落ちます。しっかり洗っているつもりでも、汚れが残っているという人が多いので、これは有効な方法ですね。
オイルとトリートメントでダメージを集中補修

後ほど詳しくやり方をご説明しますが、リバースケアはシャンプーの前にオイルをつけてトリートメントをします。これは、美髪にかかせないミネラルや美容成分が髪に浸透しやすくなり、ダメージケアに有効なのです。
ヘアカラーの色持ち・キープが良くなる

リバースケアはヘアカラーの色持ちを良くする効果も期待できます。市販のシャンプーは洗浄力が高すぎて、油分まで洗い流してしまいます。一方でリバースケアでは、トリートメントとオイルで油分を先に髪に行きわたらせるため、カラー剤がシャンプーによって落ちるのを防ぐ効果があるのです。
【失敗しないために】リバースケアのデメリットと対策
仕方ないけど…!トリートメントの減りが早い

リバースケアのデメリットを挙げるなら、やはりトリートメントの減りが通常より早いことでしょう。トリートメントをしてからシャンプー、そしてまたトリートメントをすれば、通常の2倍の量を使うことになります。
いつもよりヘアケアに時間がかかってしまう

リバースケアは、工程が多いため、いつもよりも時間がかかってしまいます。忙しい人は、週に1~2回のスペシャルケアとして時間がとれる日に行うといいですね。
髪質によってはベタつく可能性も
油分を先に補給するため、髪質や使用するオイル・トリートメントの量が合わないと、仕上がりが重くなったり、ベタつきの原因になったりすることがあります。
《対策》
特に髪が細い方や柔らかい方は、オイルを省くか、ごく少量から試してみましょう。トリートメントを地肌につけないように注意することも大切です。
【完全ガイド】リバースケアの正しいやり方 全8ステップ
1.まずは丁寧にブラッシングをする

早速、今日からリバースケアを始めてみましょう。まずは乾いた髪を丁寧にブラッシングします。ブラッシングは髪についた汚れを落とす効果があり、そのあとのオイルやトリートメントが浸透しやすくなるのです。また、髪の絡まりをなくして摩擦も軽減します。
2.髪にヘアオイルを馴染ませて20分ほど放置

次にヘアオイルやオイルタイプの洗い流さないトリートメントを髪の長さに応じて適量、ダメージが気になるところを中心に馴染ませていきます。そのまま20分ほど時間を置きます。時間を置くことで、オイルが髪の内部まで浸透します。
3.髪にトリートメントを馴染ませる

オイルが髪に浸透したら、次はトリートメントです。ここでは、インバスのトリートメントを使います。頭皮につかないように、毛先を中心に優しく馴染ませていきましょう。頭皮にトリートメントがついたままの状態だと、毛穴をふさいでしまうこともありますので、注意しましょう。時間を置くタイプのトリートメントは、注意書きの通りに時間を置きます。
4.髪を軽めに洗い流す

髪に馴染んだトリートメントを洗い流します。このとき、完全に洗い流しきるのではなく、少しぬめり気が残る程度にするのがポイント。 髪の保護膜を適度に残すことで、この後のシャンプーによる摩擦や乾燥から髪を守ります。お湯の温度は38度前後のぬるま湯が最適です。
5.シャンプーでやさしく頭皮マッサージ

いよいよシャンプーです。シャンプーをするときは、指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗いましょう。頭皮全体と髪を洗い終えたら、トリートメントと同じようにぬるめのお湯で洗い流します。このときは、洗い残しのないようにしっかりと洗い流しましょう。
6.ダメージが気になる人はもう一度トリートメント

ハイダメージの方は、ここで「追いトリートメント」をするのがおすすめです。シャンプー後のクリアな髪に再度トリートメントを馴染ませることで、美容成分がさらに浸透しやすくなります。時間がない日や、ダメージが気にならない場合は省略しても構いません。
7.タオルドライ&アウトバストリートメント

シャンプーまたはトリートメントを流し終えたら、タオルドライで余分な水分をとったあと、アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を髪に馴染ませます。
8.ドライヤーでしっかりと乾かす

最後にドライヤーで髪をしっかり乾かします。熱をあてすぎるのも髪によくないため、ドライヤーは頭から20cmほど離しましょう。完全に乾いたら、髪がさらさらになっていることが実感できるはずです。
まとめ:週1〜2回のスペシャルケアで、理想のうるツヤ髪へ
いつものヘアケアアイテムを使って、順番を入れ替えるだけでスペシャルケアができるリバースケア。カラーやパーマなどで髪のダメージが気になる人は、さっそくためしてみましょう!

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