更新日:2025.05.04
18134

髪が傷む原因は「タオルドライ」かも!正しい方法と注意点

タオルドライで痛むわけがない!と思っているそこのアナタ。実は正しい方法でタオルドライをしないと、髪が傷んだり抜け毛が増えてしまったりするのです。そこで今回は、正しいタオルドライの方法・ポイント~注意点までをご紹介します!

間違ったタオルドライでは髪を傷める

洗髪後はキューティクルが開いていて傷つけやすい

洗髪後はキューティクルが開いていて傷つけやすい

洗髪後の濡れた髪はとってもデリケート。髪は多層構造になっており、髪の毛の一番外側にはキューティクルがあります。キューティクルはうろこ状に髪に何枚かはりついています。髪が濡れていると、キューティクルはとても柔らかい状態です。少しの刺激でもキューティクルには大敵です。

 

髪同士の摩擦も傷める

髪同士の摩擦も傷める

タオルによる摩擦だけでなく、髪と髪の摩擦も傷みの原因になります。タオルで髪をゴシゴシとふき取ることで、髪同士の摩擦が大きくなってしまうのです。結果、キューティクルが傷んでしまいます。

 

長時間のタオルドライ(タオルターバン)も髪に負担

長時間のタオルドライ(タオルターバン)も髪に負担

髪の長い人や量の多い人は、乾きにくいせいでどうしてもタオルドライを長時間してしまいますよね。実は長時間のタオルドライも髪が傷む原因のひとつ。髪が濡れている状態が長く続くことで、傷みやすくなります。タオルドライは短時間で効率的に行いましょう。

 

要注意!「タオルドライだけ」で自然乾燥はNG?

要注意!「タオルドライだけ」で自然乾燥はNG?

タオルドライだけで終わりにせず、ドライヤーで乾かすのが基本。濡れたままではキューティクルが開き傷みやすいだけでなく、頭皮の雑菌も繁殖しやすくなります。美髪のためには素早く乾かすことが大切です。

 

綺麗な髪に♪ 正しいタオルドライのやり方

①洗髪後タオルを巻き乾かす時間を短縮

綺麗な髪に♪ 正しいタオルドライのやり方 ①洗髪後タオルを巻き乾かす時間を短縮

髪を傷めることなく、タオルドライをするには、洗髪後すぐにタオルを頭に巻いて、水分を取ります。お風呂に入っている間に巻いているので時短にもなります。

 

②頭皮から水分をタオルで吸い取る

②頭皮から水分をタオルで吸い取る

次に頭皮部分からタオルドライをしていきます。ゴシゴシこすったり、指で頭皮をかいたりするのはNG。タオルで優しく頭皮をたたいて、水分をとっていくイメージです。

 

③毛先の水分は髪を抑えるように吸い込ませる

③毛先の水分は髪を抑えるように吸い込ませる

頭皮の水分が少なくってきたら、今度は髪の中間から毛先にかけての部分をタオルで包み込むようにして両手でタオルをしっかり押さえて水分を取っていきます。あくまでも優しく、摩擦に気をつけましょう。

 

タオルドライ時の注意点

強く髪をこすらない

強く髪をこすらない

タオルドライをするときに一番注意したいのは、髪を強くこすらないことです。早く水分を取ってしまいたいために、よくやってしまう失敗です。強くこすらず、優しく手で包んで水分を取っていきましょう。

 

2~3分程度で5分以上はしない

2~3分程度で5分以上はしない

タオルドライにかける時間は2~3分くらいが理想的です。5分以上時間をかけるのは避けましょう。また、お風呂上りタオルで髪を巻いて、ほっと一息したい気持ちは分かりますが、長時間のタオルドライは髪の大敵です。

 

頭皮は「押さえ拭き」で優しくケア

頭皮は「押さえ拭き」で優しくケア

頭皮の水分を取る時もゴシゴシは禁物。タオルを頭皮に優しく押し当て、指の腹で軽く押さえるように水分を吸い取ります。爪を立てて頭皮を傷つけないように注意しましょう。

 

次のステップ!ヘアオイルはいつ・どう使う?

次のステップ!ヘアオイルはいつ・どう使う?

タオルドライ後、ドライヤーを使う前にはヘアオイルを。熱ダメージから髪を守る重要なステップです。毛先中心に馴染ませると、乾燥を防ぎ、しっとりまとまりやすい髪に仕上がります。

 

スキンケアなどでタオルドライできない時の巻き方

①頭を下に向けて、後ろからかぶせます

①頭を下に向けて、後ろからかぶせます

お風呂上りにスキンケアを優先する人は、とりあえずタオルを髪に巻いて水分を吸わせておきましょう。まず頭を下に向け、髪がすべて前にくるようにします。その状態でタオルを上からかぶせます。襟足の真ん中あたりとタオルの中央を合わせるとうまく巻けます。

 

②おでこに向かってタオルを左右に交差させる

②おでこに向かってタオルを左右に交差させる

タオルを頭にかぶせたら、下を向いたまま、左右の髪をおでこに向かって包んでいきます。おでこの中央まで包めたら、タオルを交差させます。

 

③頭を上に向けてタオルの余った部分を下に引く

③頭を上に向けてタオルの余った部分を下に引く

最後に頭を上げて、タオルの余った両端を下に引きます。うまく固定できない場合は、タオルの端を丸めこんで、髪の毛とタオルの間に入れて留めます。

 

タオル選びのポイント

吸水性が良いものを選ぶ

吸水性が良いものを選ぶ

髪へのダメージを考えると、タオルドライは、できれば短時間で済ませたいてす。タオルを選ぶときは吸水性に優れているかどうかは大切なポイントです。ヘアドライ専用の吸水タオルも人気のアイテムです。

 

素材で選ぶ

素材で選ぶ

毎日使うものだからこそ、タオルの素材にもこだわりたいもの。吸水タオルは化学繊維(マイクロファイバー繊維など)でできており、速乾性が高いのも魅力。デリケートな肌の人やお子さんには、綿などの天然素材のタオルがおすすめです。

 

時短&美髪に「ヘアドライ専用タオル」も

時短&美髪に「ヘアドライ専用タオル」も

効率よくタオルドライするなら、髪への優しさと吸水性を追求した「ヘアドライ専用タオル」も便利です。素早く水分を吸い取るので時短になり、摩擦ダメージも軽減できます。普段使いのタオルとは別に用意するのも良い選択肢ですよ。

 

正しいタオルドライのやり方で美髪を手に入れよう!

タオルドライの大切さをご紹介してきました。とっても簡単な方法ですので、すぐに実行に移せます。今、あまり吸水性が良くないタオルを使っている人は、タオルドライ専用の商品を探してみましょう。タオルドライの方法を見直すだけで、きっと美髪が手に入ますよ!

 

HAIR編集部

HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。

消費税法による総額表示義務化(平成16年4月1日)に伴い、記事中の価格・料金表示は最新の情報と異なる場合がございます。ご利用やご購入の際には最新の情報をご確認ください。