シリコンシャンプーおすすめ5選!効果と選び方を美容師が解説
シリコンシャンプーおすすめ5選を美容師が厳選紹介!髪のダメージケアに効果的なシリコンシャンプーの選び方、メリット・デメリット、正しい使い方まで徹底解説。パンテーンやラックスなど人気商品の特徴を比較し、あなたの髪質に合った最適な一本が見つかります。
「髪がパサパサで広がってしまう」
「ダメージヘアで指通りが悪くてストレスを感じる」
こんなお悩みを抱えていませんか?
実は、シリコンシャンプーは髪の表面をコーティングして、なめらかな指通りとツヤのある仕上がりを実現してくれる優れものです。ノンシリコンブームで誤解されがちですが、正しく選べばダメージヘアの強い味方になります。
本記事では、美容師の視点からシリコンシャンプーの効果や選び方を解説し、おすすめ商品5選をご紹介します。
あなたの髪質に合った最適な一本を見つけて、サラサラでまとまりのある美髪を手に入れましょう。
シリコンシャンプーとは?基本の仕組みを解説
まずは、シリコンシャンプーの基礎知識について見ていきましょう。
シリコンが髪に与える効果
シリコンは髪の表面に薄い保護膜を形成し、キューティクルの凹凸を埋めて滑らかにする働きがあります。この効果により、髪同士の摩擦が減少し、絡まりやすさが改善されます。
また、シリコンのコーティング効果は熱からの保護にも役立つのが特徴です。ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージを軽減し、スタイリング時の髪への負担を和らげてくれます。
さらに、髪の水分蒸発を防ぐバリア機能も持っています。乾燥しやすい髪質の方や、カラーリングやパーマで傷んだ髪には特に効果的です。
即効性があるため、使ったその日から髪の変化を実感できるのも大きな魅力です。
ノンシリコンシャンプーとの違い
ノンシリコンシャンプーは、シリコン成分を一切含まないシャンプーで、髪本来の素の状態を保つことを重視しています。洗い上がりは軽やかで、根元からふんわりとした仕上がりになるのが特徴です。
一方、シリコンシャンプーは即効性のあるツヤとまとまりを提供します。ノンシリコンシャンプーでは髪がきしむと感じる方や、広がりやすい髪質の方には、シリコンシャンプーの方が扱いやすいでしょう。
ダメージケアを重視するならシリコンシャンプー、髪本来の健康を取り戻したいならノンシリコンシャンプーがおすすめです。
シリコンに対する誤解を解消
「シリコンは毛穴を詰まらせる」という説がありますが、現在使用されているシリコンは分子量が大きく、毛穴に詰まることはありません。
適切にすすぎをすれば、頭皮に残留することもなく、安全に使用できます。
また、「シリコンが蓄積して髪が重くなる」という心配も不要です。
現代のシリコンは水溶性や揮発性のものが多く、シャンプーのたびに古いコーティングは洗い流され、新しいコーティングに置き換わります。
シリコンシャンプーのメリット・デメリット
シリコンシャンプーのメリット・デメリットを以下にまとめましたのでご確認ください。
シリコンシャンプーの5つのメリット
シリコンシャンプーのメリットを5つ紹介します。
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即効性のあるツヤと滑らかさ
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優れた保湿効果
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熱や摩擦からの保護機能
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スタイリングのしやすさ
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カラーやパーマの持続力向上
これらのメリットを活かすことで、ダメージケアとスタイリングの両立が可能になり、理想的な美髪を手に入れられます。
知っておきたいデメリット
シリコンシャンプーの主なデメリットは、髪がペタンとしやすくなることです。
細い髪や軟毛の方が使用すると、コーティングの重さでボリュームが出にくくなる場合があります。根元から立ち上がりにくくなり、トップのボリューム不足に悩むこともあるでしょう。
また、パーマがかかりにくくなる可能性もあります。シリコンのコーティングが髪の表面を覆うため、パーマ液の浸透を妨ぐ効果のある点が特徴です。
パーマをかける予定がある場合は、施術の1週間前からノンシリコンシャンプーに切り替えておくことがおすすめです。
さらに、トリートメント成分の浸透を妨げる場合があります。週に1〜2回は、クレンジングシャンプーでリセットすることで、この問題は解決できます。
こんな人にシリコンシャンプーがおすすめ
シリコンシャンプーは、髪が太くて硬い方や、広がりやすくてまとまりにくい髪質の方に特におすすめです。シリコンのコーティング効果により、扱いやすい髪へと導いてくれます。
また、カラーリングやパーマ、縮毛矯正などを繰り返してダメージが蓄積している方にも最適です。傷んだキューティクルを保護し、これ以上のダメージ進行を防ぐ効果が期待できます。
毎日ヘアアイロンやコテを使用する方も、シリコンシャンプーの恩恵を受けやすいでしょう。熱から髪を守り、スタイリングによるダメージを最小限に抑えてくれます。
失敗しないシリコンシャンプーの選び方
失敗しないシリコンシャンプーの選び方についても確認していきましょう。
シリコン成分の見分け方
シリコン成分を見分けるポイントは、成分名の語尾に注目することです。「〜メチコン」「〜シロキサン」「〜シラン」という名前で表記されているものがシリコン成分になります。
代表的なシリコン成分として、ジメチコン、アモジメチコン、シクロペンタシロキサンなどがあります。
ジメチコンは最も一般的で、髪に自然なツヤを与えます。アモジメチコンは髪への吸着力が高く、ダメージヘアに効果的です。
シクロペンタシロキサンは揮発性が高く、軽い仕上がりを好む方に適しています。成分表示は配合量の多い順に記載されているため、シリコンが上位に来ているほど配合量が多いことを意味します。
購入前に成分表示を確認し、自分の髪質に合ったシリコンの種類と配合量を見極めましょう。
洗浄成分をチェックして選ぶ
洗浄力が強すぎると頭皮が乾燥し、弱すぎると汚れが落ちきらないため、バランスの良い洗浄成分を選ぶことが大切です。
理想的なのは、アミノ酸系洗浄成分を主体としたシャンプーです。ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNaなどは、マイルドな洗浄力で頭皮に優しく、シリコンの効果も活かせます。
一方、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなどの高級アルコール系洗浄成分は、洗浄力が強すぎる場合があります。
成分表示の最初の5つに注目し、洗浄成分の種類を確認してから購入しましょう。
髪の悩み別の選び方ポイント
髪の悩みに応じて、重視すべきシリコンの種類と配合成分が異なります。
ダメージヘアには、アモジメチコンやアミノプロピルジメチコンなど、髪への吸着力が高いシリコンを配合した商品がおすすめです。
くせ毛や広がりが気になる方は、高分子シリコンを多く含むシャンプーを選びましょう。ジメチコノールやアミノエチルアミノプロピルメチコンなどが、髪の広がりを抑えて扱いやすくしてくれます。
同時に、保湿成分のヒアルロン酸やセラミドが配合されているとより効果的です。
パサつきや乾燥が悩みの場合は、シリコンに加えて植物オイルが配合された商品が最適です。アルガンオイルやホホバオイルとシリコンの相乗効果で、しっとりとした仕上がりになります。
細毛でボリューム不足の方は、揮発性シリコンであるシクロペンタシロキサンを主成分とし、ノンシリコンとのハイブリッドタイプを選ぶと、軽さとツヤを両立できます。
香りとコスパで選ぶコツ
毎日使うものだからこそ、好みの香りで気分良く使え、経済的に続けられる商品を選びましょう。
香りについては、フローラル系、フルーティー系、ハーブ系など様々ありますが、朝使うなら爽やかな柑橘系、夜ならリラックスできるラベンダー系がおすすめです。
コスパを判断する際は、価格だけでなく使用量も考慮します。泡立ちが良いシャンプーは少量で済むため、一見高価でも実はコスパが良い場合があります。1回の使用量と内容量から、1ヶ月あたりのコストを計算してみましょう。
初めは小さいサイズで試し、気に入ったら大容量サイズや詰め替え用を購入するのが賢い選び方です。
シリコンシャンプーおすすめ5選
ここからは、おすすめのシリコンシャンプーを5つ紹介します。
パンテーン エクストラダメージケア シャンプー
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香りの芸術家が手掛けた贅沢な香り
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PRO-V処方+ケラチンで徹底補修
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サロン級の仕上がりを自宅で実現
「パンテーン エクストラダメージケア シャンプー」は、1,000種類以上の香料原料の中から厳選したプレミアムグレードのアンバーを採用。
香りの芸術家・濱野潤二氏(P&G調香師)が監修した、ふんわり甘い花々と爽やかな果実が織りなす上質な香りが特徴です。
ベースノートには深みのあるアンバー、ミドルにはカシス、トップにはグレープフルーツを配し、使うたびに気分を高めるサロン品質の香りを実現。
PRO-V処方と加水分解ケラチン配合で、毛先まで瞬時にダメージを補修し、なめらかでツヤのある髪へ導きます。
ラックス スーパーリッチシャイン ダメージリペア シャンプー
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30年の研究から生まれた進化形処方
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ダメージを集中補修
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爽やかなフルーティフローラルの香り
「ラックス スーパーリッチシャイン ダメージリペア シャンプー」は、30年にわたる研究から生まれた進化形処方で、毎日のケアで髪の内側からツヤめく輝きを実現。
シアバターやアルガンオイル(補修成分)を配合し、ダメージを集中補修します。
また、プレミアムゴールドヒアルロン酸オイル(保湿成分)がしっとりとしたツヤを与え、健康的な美髪へと仕上げます。
香りは朝摘み果実とウォーターブロッサムを基調とした、爽やかで上品な仕上がりです。
TSUBAKI プレミアムモイスト シャンプー
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椿オイルフォース配合で集中補修
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ダメージセンサー機能で必要な部分を狙い撃ち
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植物由来成分でやさしくケア
TSUBAKIのシャンプーは、1回目の使用から髪に艶と弾力を与える高機能処方が特長です。
椿オイルフォースをはじめとするツバキ種子油、スクワラン、植物由来のコレステロール類似成分、セラミド類似成分など、髪を補修・保湿・ツヤケアする成分を贅沢に配合。
「ダメージセンサー機能」が傷んだ部分を感知し、集中的に補修します。
毎日のケアでダメージを受けた髪を内側から整え、しなやかで輝く美しい髪を叶えたい方におすすめです。
エッセンシャル しっとりまとまる シャンプー
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高純度ハニー&プロテイン配合で集中補修
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天然由来18-MEAオイルでキューティクルケア
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モイスチャーリペア技術で髪内部までうるおい補給
エッセンシャル しっとりまとまる シャンプーは、パサつきや広がりが気になる髪をしっとりまとまりやすく整えるダメージ補修シャンプーです。
高純度ハニーとプロテインを配合し、髪内部まで浸透補修。さらに、天然由来の美髪オイル「18-MEA OIL」がキューティクルをなめらかに整え、指通りのよい扱いやすい髪へ導きます。
独自の「モイスチャーリペア技術」で、傷んだ部分を集中補修し、翌朝も手ぐしですんなり仕上がります。
キュレル シャンプー
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フケ・かゆみ・乾燥を防止
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セラミドを守るやさしい処方
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敏感肌にもやさしい低刺激設計
健やかな頭皮環境を保ちながら、不要な皮脂や汚れをしっかり落とすスカルプケアシャンプーです。
セラミドを守る処方で、うるおいを逃さず洗い上げるため、乾燥やフケ・かゆみといった頭皮トラブルを防ぎます。植物由来の有効成分を配合し、頭皮をやさしくケア。
きめ細かく豊かな泡立ちで髪が絡みにくく、スムーズな洗い心地を実現したシャンプーです。
赤ちゃんにも使用できる低刺激設計で、指通りなめらかな美しい髪へ導きます。
シリコンシャンプーの効果的な使い方
最後に、シリコンシャンプーの効果的な使い方を紹介していきます。
洗髪前の準備とブラッシング
シリコンシャンプーの効果を最大限に発揮するためには、洗髪前のブラッシングが欠かせません。
事前に髪をとかすことで、ホコリや汚れが落ちやすくなり、シャンプー時の泡立ちが良くなります。また、毛先の絡まりをほぐすことで、洗髪中の摩擦や切れ毛を防ぐことも可能です。
具体的には、目の粗いブラシやクッションブラシを使い、毛先から少しずつやさしくブラッシングすると効果的です。
頭皮全体を軽くマッサージするようにブラシを動かすと、血行促進にもつながります。
正しいシャンプー手順
シリコンシャンプーの補修力と指通りの良さを実感するためには、正しい手順で洗うことが大切です。
まず、ぬるま湯で1〜2分かけて予洗いを行い、髪や頭皮のホコリや皮脂をしっかり落とします。予洗いによってシャンプーの泡立ちが良くなり、洗浄成分が髪全体に均等に行き渡ります。
シャンプーは500円玉大を手に取り、手のひらでしっかり泡立ててから髪と頭皮に広げましょう。
指の腹を使って頭皮をやさしくマッサージするように洗うと、余計な摩擦を防ぎながら効果的に汚れを落とせます。
すすぎのポイント
シャンプー後は、すすぎ残しがないよう丁寧に時間をかけて洗い流しましょう。
すすぎが不十分だと、シリコンや洗浄成分が頭皮に残り、かゆみやベタつき、毛穴詰まりの原因になる可能性があります。
目安としては、シャンプー時間の2倍以上をかけて丁寧にすすぐことがおすすめです。特に耳の後ろや襟足など泡が残りやすい部分は意識的に洗い流しましょう。
しっかりすすぐことで、シリコンの良さを活かしながら、健やかな頭皮環境を保てます。
まとめ
本記事では、シリコンシャンプーの基本知識から効果、選び方、おすすめ商品までを詳しく解説しました。
シリコンは髪表面をコーティングして指通りを良くし、ツヤやまとまりを与える一方、ノンシリコンとの違いや頭皮への影響も正しく理解することが大切です。
効果的な洗い方やおすすめ5選も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
よくある質問
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毎日使っても大丈夫?
はい、基本的に毎日使用して問題ありません。
シリコンは髪表面をコーティングして摩擦を防ぐため、適量であれば頭皮や髪への負担は少ないです。
ただし、洗浄不足でシリコンが蓄積するとベタつきの原因になるため、しっかりすすぐことが大切です。
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カラーやパーマへの影響は?
リコン自体がカラーやパーマの持ちを直接悪くすることはありません。
ただし、髪表面をコーティングするため、施術前に使うと薬剤が浸透しにくくなる場合があります。
施術直前はノンシリコンを使うのがおすすめです。
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頭皮への影響について
適量を守ればシリコンが頭皮に悪影響を与えることはほとんどありません。
むしろ摩擦を減らすため頭皮に優しい側面もあります。ただし、すすぎ残しは毛穴詰まりの原因になる可能性があるため、丁寧な洗浄を心がけましょう。