更新日:2025.10.13
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【縮毛矯正とストレートパーマの違い】どっちを選ぶ?髪質・目的別の選び方を解説

サラサラでツヤのあるストレートヘアは多くの女性の憧れ。くせ毛や髪のうねりに悩み、「縮毛矯正」や「ストレートパーマ」を検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、この二つの違いを正しく理解していますか?この記事では、縮毛矯正とストレートパーマの根本的な違いから、話題の「酸性ストレート」「酸熱トリートメント」との比較、そしてあなたの髪質や目的に合わせた最適なメニューの選び方まで、詳しく解説します。

一目でわかる!縮毛矯正とストレートパーマの5つの違い

違い①【目的】くせ毛を伸ばすか、パーマを落とすか

現在の髪の状態をどうしたいかで選び方が変わります。縮毛矯正は、生まれつきの強いくせ毛やうねりを、半永久的にまっすぐにするための施術です。一方、ストレートパーマは、一度かけたデジタルパーマやウェーブパーマを落とし、元のストレートヘアに戻すことを主な目的としています。

 

違い②【施術方法】熱(アイロン)を使うかどうか

違い②【施術方法】熱(アイロン)を使うかどうか

施術の工程が、仕上がりを左右する最も大きな違いです。縮毛矯正は、薬剤で髪の結合を解いた後、ストレートアイロンで熱を加えて髪をまっすぐに固定します。これにより、強いくせもしっかりと伸ばすことができます。ストレートパーマは、アイロンによる熱処理を行わず、薬剤の力だけでパーマを緩やかに落とします。

 

違い③【仕上がり】しっかりストレートか、自然なストレートか

縮毛矯正は、アイロンでしっかり伸ばすため、ツヤのあるシャープなストレートヘアに仕上がります。一方、ストレートパーマは、元の髪質を活かしながらボリュームを抑えるため、よりナチュラルで柔らかな印象になります。髪がペタンコになりすぎるのが嫌な方や、ごく緩いクセを抑えたい方に向いています。

 

違い④【料金】工程が多い縮毛矯正の方が高価格帯

一般的に、アイロン施術という工程が加わる分、縮毛矯正の方がストレートパーマよりも料金が高く設定されています。美容院によって価格は異なりますが、料金だけでなく、技術力や経験が豊富なサロンを選ぶことが重要です。

 

違い⑤【持続期間】効果が長いのは縮毛矯正

縮毛矯正をかけた部分は、カットしない限り半永久的にストレートの状態が続きます。根元のくせが気になり始める3〜6ヶ月周期でかけ直すのが一般的です。ストレートパーマの効果は、髪質にもよりますが2〜3ヶ月ほど。パーマが落ちてくると、元のくせが少しずつ戻ってきます。

 

【髪質改善トレンド】酸性ストレート・酸熱トリートメントとの違いは?

酸性ストレート|ダメージを抑えた自然な仕上がり

従来の縮毛矯正(アルカリ性)と違い、健康な髪と同じ弱酸性の薬剤を使うことで、髪へのダメージを最小限に抑えながらくせを伸ばす施術です。ブリーチ毛やエイジング毛など、ダメージが気になる髪にも対応可能で、地毛のような自然で柔らかなストレートに仕上がります。

 

酸熱トリートメント|くせを「緩和」し、髪質を整える

酸熱トリートメント|くせを「緩和」し、髪質を整える

元橋啓太/snob

酸熱トリートメントは、薬剤で髪の結合を切る「パーマ」とは異なり、髪の内部に新たな結合を作ることでダメージを補修し、髪の歪みを整える「トリートメント」です。くせを完全に伸ばすことはできませんが、髪のまとまりやツヤが向上し、うねりや広がりを自然に抑える効果が期待できます。

 

あなたはどっち?目的・髪質別おすすめメニュー診断

「縮毛矯正」がおすすめな人

  • 生まれつきの強いくせ毛、うねりに悩んでいる
  • 雨や湿気で髪が大きく広がってしまう
  • ツヤのあるシャープなストレートヘアにしたい
  • 毎朝のアイロンがけの手間をなくしたい

 

「ストレートパーマ」がおすすめな人

  • かけたパーマを落として元の髪に戻したい
  • 弱いくせ毛で、少しボリュームダウンしたい
  • ペタンコにならず、自然な丸みを残したい
  • 縮毛矯正ほどの強い効果は求めていない

 

縮毛矯正がもたらす嬉しいメリット

メリット① アイロンで作ったようなツヤのある仕上がり

縮毛矯正の大きな特徴のひとつが「髪のツヤ」です。美容師さんが一人ひとりの髪質に合った熱の加え方やアイロンワークで丁寧に施術することで、光をきれいに反射する美しいツヤが生まれます。サラサラで指通りの良い理想の髪を手に入れられます♪

 

メリット② 毎朝のスタイリングが簡単になり時短に

髪のくせやうねりをドライヤーで乾かすだけでリセットできるので、忙しい朝でも時間を掛けずにスタイリングが可能になります。湿気にも強くスタイルが崩れにくいため、操作性抜群のストレートヘアを一日中キープできるのが最大のメリットです。

 

メリット③【髪質改善】より自然な質感でダメージを抑える選択肢も

通常の縮毛矯正でしっかり伸ばすだけでなく、よりダメージを抑えたいなら「酸性ストレート」も選択肢になります。髪を内部から整え、低ダメージで自然な質感に仕上げられるのが特徴。湿気による広がりも防ぎます。

 

施術前に知っておきたいデメリットと注意点

髪へのダメージは避けられない!施術後のケアが重要

髪へのダメージは避けられない!施術後のケアが重要

縮毛矯正やストレートパーマは、美容室のメニューの中でも特に髪に負担がかかりやすい施術です。ダメージを進行させないためにも、施術後はサロンでのトリートメントや、アミノ酸系シャンプーなど髪に合ったアイテムでのホームケアを徹底しましょう。お風呂上がりに髪をしっかり乾かすことも大切です。

 

一度かけると元に戻せない!美容師選びは慎重に

一度かけると元に戻せない!美容師選びは慎重に

施術した部分の髪は、カットするまでストレートの状態が続きます。万が一、髪がチリチリになるなどの失敗が起きると、元に戻すのは非常に困難です。ストレート系の施術は特に技術力が求められるため、経験豊富で信頼できる美容師さんにお願いすることが成功への一番の近道です。 

 

定期的なメンテナンスが必要

定期的なメンテナンスが必要

髪は1ヶ月に約1〜1.5cm伸びるため、時間が経つと根元から新しく生えてきたくせ毛が目立つようになります。美しいストレートヘアを維持するためには、定期的に根元のリタッチ(伸びた部分だけを施術)をする必要があり、その都度、費用と時間がかかります。

 

まとめ:自分にぴったりの施術で、理想のサラツヤ髪を手に入れよう!

縮毛矯正とストレートパーマは、目的も仕上がりも全く異なるメニューです。それぞれの違いを正しく理解し、自分の髪質やなりたいスタイルに合わせて選ぶことが大切です。「強いくせをしっかり伸ばしたい」なら縮毛矯正、「かけたパーマを落としたい」「自然にボリュームダウンしたい」ならストレートパーマが基本の選び方。最終的には、サロンでプロの美容師さんに髪の状態を診てもらい、最適なメニューを相談して決めるのがおすすめです。あなたに合った施術で、憧れのサラツヤストレートヘアを手に入れてくださいね。

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HAIR編集部

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