ノンシリコンコンディショナーのトリセツ!使う前に知ってほしい知識を伝授
シャンプーはノンシリコンだけどコンディショナーはどうしよう、と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そもそもノンシリコンコンディショナー とはどのような商品なのか。使うメリットやデメリット、どういった人におすすめなど、ひとつずつトリセツしていきたいと思います。
ノンシリコンコンディショナーって何?
その名の通り!シリコンなしのコンディショナー
コンディショナーは髪のキューティクルを守って手触りをよくするためのもの。成分にシリコンが入っておらず、効果を補うために他の成分で代用しているものが、ノンシリコンコンディショナーです。
そもそもシリコン成分ってどんなもの?
シリコンは、化学反応によって作られる人工物のこと。髪などをコーティングする作用があるので、手触りよく艶を出す効果があります。髪のキューティクルをコートしますが、保湿などのケア効果はありません。
髪にやさしさを!天然由来成分やアミノ酸配合
ノンシリコンコンディショナーはオーガニックや天然由来の成分を含むものが多く、中でもアミノ酸系のものは特に頭皮に優しさをプラス。ただし、配合される成分はそれぞれ異なるので、表示の確認は必須です。
ノンシリコンコンディショナーのメリットは?
パーマやカラーリングの薬剤の持ちがいい!
シリコン入りのコンディショナーを使っていると、髪がコーティングされてしまいパーマやカラーの薬剤が浸透しづらい状態に。パーマの持ちや色むらを防いでくれるのはノンシリコンコンディショナーならではです。
髪を根元からふんわりボリュームアップ!
ノンシリコンコンディショナーを使うと、シリコンの皮膜による重みがなくなるので、コシの少ない髪や、細い髪に根元からふんわりボリュームを与えてくれる効果が期待できます。
自然な洗い上がりを実感できるノンシリコン!
シリコン入りのコンディショナーと比べると、頭皮に残る油分などがないため、洗い上がりのスッキリ感が違います。スッキリしすぎる、という方は月に回など定期的に取り入れる方法もおすすめです。
ノンシリコンコンディショナーのデメリットは?
ドライヤーやアイロンなど熱によるダメージに弱い
シリコン入りのコンディショナーに比べ、コーティング力が弱いので髪が熱に弱くなります。ドライヤーやヘアアイロンの使用は髪を傷めやすくなるので、アウトバストリートメントなどと併用するのもおすすめです。
髪のダメージがひどいときはかえって悪化することも
ノンシリコンコンディショナーは髪のキューティクルを守る働きが弱いため、ダメージが進んだ状態の髪へ使用を続けると、かえって髪に負担をかけてしまうことも。枝毛や切れ毛に対しても注意が必要です。
シリコン入りよりも価格設定が高め
ノンシリコンコンディショナーは、天然由来のものや添加物の使用が少ないものが多く、価格設定がシリコン入りに比べて高い傾向にあります。
こんな人はノンシリコンコンディショナーがおすすめ
髪の根元からふんわり自然なボリュームが欲しい!
髪へのコーティングが少ないので、洗い上がりはふんわり。もともと髪が細く猫っ毛の人や髪がぺたんとしやすい人、髪のエイジングケアが気になる場合にも、ノンシリコンコンディショナーはおすすめです。
スッキリした洗い上がりが好き!
ノンシリコンコンディショナーは、シリコン入りに比べて洗い上がりに感じるベタつきが少ないので、コンディショナー特有のしっとり感が苦手という人向き。ノンシリコンシャンプーのさっぱり感が生かせます。
○ 天然由来のものが好き!敏感肌の人も!
市販のコンディショナーの中では添加物が少ない傾向にあるので、天然由来成分が好きな人や肌が敏感な人など、化学成分を少しでも避けて選びたい場合におすすめです。ただし、含まれる成分はそれぞれなので、しっかりと事前に確認しましょう。
おさらい!髪の毛の洗い方とコンディショナーの使い方
まずは乾いた髪のブラッシングと予洗いを!
ブラシでマッサージするよう頭皮からかき上げることで、血行の促進や頭皮の汚れが落ちやすくなります。次にぬるま湯で30秒以上かけてしっかり予洗いすることで、髪の内部に水分が行き渡り、摩擦から髪を守る効果があるのです。
シャンプーは泡立ててすすぎはしっかり!
シャンプーは手で軽く泡立ててから髪につけ、頭皮から洗うことを意識しましょう。指の腹を使って全体を洗ったら、泡がなくなるまでしっかりとすすぎます。できるだけ髪に摩擦を与えないことでダメージが軽減。
コンディショナーは毛先から!すすぎは適度で十分!
軽く水気を取ったら、コンディショナーを毛先中心に傷みが気になる部分につけていきましょう。毛穴詰まりなどを防ぐため、頭皮にはつけないようにします。ぬめりを残さないようにすすいだら完了です。
ノンシリコンのよさを生かして理想の髪へ!
ノンシリコンだから髪にいい、ということではなく、髪のコンディションや好みに応じてノンシリコンコンディショナーを使うことで効果を感じられるでしょう。ダメージの状態をみてシリコン入りのコンディショナーと使い分ける方法もおすすめです。
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