忙しい女子必見!!ダイソンのエアラップで美容室レベルのスタイリングが作れる秘密とは?
これまで常識だった高温によるスタイリングを覆すものとして、発売以来話題を呼んでいるダイソンの「エアラップ」。その魅力やコンセプトを、開発を担当したエンジニアのサム・バロースさんにお伺いしました。
美しい髪づくりのために“過度な熱を与えない”発想がエアラップの原点に
RDD カテゴリーインテリジェンスエンジニア サム・バロースさん(写真右)
―サムさん、こんにちは。今日は、ウワサの新スタイリングアイテム「エアラップ」についてお話をお聞かせください。エアラップの開発にはとても長い時間が費やされたと聞いているのですが…?
はい。モーターの開発だけで15年かかっています。私が所属するRDDという部門は、他社が見逃してしまいがちな問題点に注目し、解決することを目的としている部署なんです。そこで問題として提起されたのは「きれいな髪を手に入れるためには、どうすればいいか?」ということでした。
これまでは髪に過度な熱を与える方法でスタイリングを行うのが当たり前だったんです。でも、髪がなぜ傷むのか、ダメージを減らすにはどうすればいいのかを研究していくと、スタイリングに用いる過度な熱がダメージの一因となっていることが分かったんです。
―やはり過度な熱によるダメージが大きいんですね。
そうなんです。そこで、低温でありながら一定風量を保ち、手で持つときに負担にならない小型サイズのモーターの開発に着手しました。
ダイソンの製品にはさまざまなモーターが使われていますが、エアラップに内蔵されているのは、そうした中でもいちばん小さなサイズの「ダイソン デジタルモーター V9」になります。
このモーターは小さいけれど、13枚の羽根を持ち、毎分最大11万回転することで3.2キロパスカルの風圧を生み出します。この風圧により【コアンダ効果】が発生するんです。
―コアンダ効果というのはどのようなものですか?
簡単に説明すれば、空気の流れが、近くにある壁状のものに引き寄せられる現象のことです。エアラップはこのコアンダ効果を利用して、髪がくるくるとドライヤーに巻き付いていくシステムになっています。
よく勘違いされる方がいるのですが、エアラップは、ブラシが回転して髪を巻き込むのではなく、空気でラップ(巻き付ける)するのが特徴なんですよ。
なので、これまでの製品のように髪がモーターに巻き込まれて絡んでしまうかも…という心配はいらないんです。
使い方はとっても簡単! 低温だからやけどのリスクも低減♡
―使用する際に、注意したほうが良いことはありますか?
注意…というのとは少し違うかもしれませんが、スタイルを長持ちさせるために、少し湿った状態で使用していただきたいですね。
エアラップは、これまでのコテやカーラーと違い、濡れた状態で髪を巻き、乾かしながらセットを行うことが特徴です。髪質の違いや環境によって状況が変わりますので確かなことは言えませんが、朝、濡れた状態から使用していただければ、夕方~夜までは十分にもつという声を多く聞きます。
そうそう、太い髪の方のほうが長持ちしやすい傾向にありますね。
―髪質や長さを問わず、きれいにカールが作れますか?
そこがエアラップのもうひとつの特徴でもあります。複数のアタッチメントが付属しているので、自身の髪質や髪の長さに合わせて選んでもらえば、どんな方にも対応いただけます。
40mmのカーラーはゆるめのカールを作ることができますし、30mmのカーラーは、小さめのしっかりカールを作ることができます。もちろん、細いカールを作ることもできますので、用途に合わせて選んでいただければ、と思います。
また、付属のスムージングブラシは、ストレートのスタイリングに適しています。コアンダ効果で髪を引き寄せながら乾かすので、毛先が広がることなく、滑らかに整えることができるんですよ。
毎日忙しく働く女性の、美髪づくりの強~い味方に!
―エアラップは、どのような方におすすめしたいですか?
どんな方にも喜んで使っていただける製品だと自負していますが…あえていうのであれば、忙しい毎日を送っている、毎日がんばっている女性の皆さんでしょうか。
早く乾かして、スタイリングを仕上げたい、出来る限り時短してかわいくなりたい、そう思っている方に、是非使っていただきたいと思っています。
コツさえ掴めばスピーディーにカールを作ることができますし、これまでのコテに比べて圧倒的に低い温度で、美容室のような仕上がりが楽しめますので。
日本は湿度が高く、スタイリングが長続きしないと悩んでいる人も多いようですが、それは、髪が傷んでいて湿気を吸収しやすくなっていることも一因になっています。
髪が健康になれば、よりスタイリングが長持ちするようになります。ぜひ、ダイソンのエアラップで、ヘルシーで美しい髪づくりを楽しんでみてください。
―ありがとうございました!!
HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。
消費税法による総額表示義務化(平成16年4月1日)に伴い、記事中の価格・料金表示は最新の情報と異なる場合がございます。ご利用やご購入の際には最新の情報をご確認ください。
関連する記事
-
ヘアアイロンの最適温度は?仕上がりやパーツ別の髪を傷めない使い方
巻き髪やウェーブなどのヘアアレンジやくせ直しに便利なヘアアイロン。設定温度が自由に選べますが、何度に設定すればいいのか迷う人も多いはず。そこでアレンジ別にヘアアイロンの適切な設定温度をご紹介します。
更新日:2023.11.2756693 -
【簡単】髪の毛をサラサラにする方法♡憧れのストレートヘアをゲット!
ツヤのあるサラサラのストレートヘアは、全ての女性の憧れ♡そんな憧れヘアを手に入れたくありませんか? サラサラストレートヘアは、日ごろのケアで実現できちゃいます♪ 今回は、ブローやヘアアイロンでサラサラヘアを作る方法や、すっぴんヘアもサラサラにするケア方法をご紹介します。パサつきやうねりで悩んでいる人、必見です♡
更新日:2023.11.1712851 -
シルクのような髪に♡注目のヘアアイロンがSALONIAからリリース
ヘアアイロンシェア No.1※のSALONIAから、ダメージを軽減しながらスタイリングができる新アイテムがリリースされるとのこと。 この注目アイテムのローンチイベントに、HAIR編集部が潜入! ※出典:富士経済「美容家電・健康家電マーケティングトレンドデータ2020」2018~2019年実績
更新日:2023.11.08225 -
自宅ケアだけで髪の毛をサラサラ・つやつやにする方法!
カラーリングやヘアアイロンによって髪がゴワゴワやパサパサになってしまっては、スタイリングも思うように決まらないものです。しかし自宅で手軽に行えるヘアケア方法を取り入れることで、髪をサラサラにすることができます!今回は、すぐに始められる髪をサラサラにするためのヘアケア方法をご紹介していきます。
更新日:2023.06.07183203 -
髪が痛まないおすすめヘアアイロン&使い方は??
髪をフワフワきれいに巻くために欠かせないヘアアイロン。しかしその分どうしても髪が傷んでしまう…。そんな風に思い込んでいませんか?今回は髪を傷めず、きれいに巻くために覚えておきたいテクニックとおすすめのヘアアイロンを調査してみました!
更新日:2021.08.3017474