更新日:2023.11.27
56160

ヘアアイロンの最適温度は?仕上がりやパーツ別の髪を傷めない使い方

巻き髪やウェーブなどのヘアアレンジやくせ直しに便利なヘアアイロン。設定温度が自由に選べますが、何度に設定すればいいのか迷う人も多いはず。そこでアレンジ別にヘアアイロンの適切な設定温度をご紹介します。

意外と知られていない!ヘアアイロンの最適温度とは

最高温度の200度では日本人の髪は痛む

ヘアアイロンを使う際、高温設定でのスタイリングは速く終わるという利点があります。しかし、200度という高温は、硬い髪質の外国人向けに設計されたもので、日本人の細い髪には適していません。このような高温での使用は、髪のダメージを引き起こす可能性があります。日本人の髪質には、より低い温度設定が推奨されます。適正な温度で丁寧に扱うことで、髪の美しさを長持ちさせましょう。

ストレートとカール(コテ)で温度が違うのはあてる時間の長さ

ヘアアイロンを使う際、ストレートとカールで異なる温度設定が必要です。ストレートスタイルは、髪を滑らかにするために少し高めの温度が適しています。これにより、短時間で効率的にスタイリングが可能になります。一方、カールを作る際は、髪に熱を長く当てる必要があるため、低めの温度でゆっくりとカールを形成することが大切です。この方法により、柔らかく自然なカールが生まれ、髪へのダメージも最小限に抑えられます。ストレートとカール、それぞれのスタイルに合わせた温度調整で、髪を健やかに保ちながら理想のヘアスタイルを実現しましょう。 

ストレートアイロンは150度~170度

日本人の細い髪質に合わせたストレートアイロンの最適な温度は、約150~170度とされています。髪を美しく保つためには、150度前後から始めることが推奨されます。髪質や状態に応じて温度を調整し、自分の髪に最適な設定を見つけることが重要です。特にダメージを受けたり、カラーリングされた髪の場合、さらに低い温度での使用が望ましいです。

カール(コテ)アイロンは130度~150度

カールスタイルを作る際の最適な温度は約130~150度です。ストレートアイロンとは異なり、カールを形成するためには髪に一定時間熱を加え続ける必要があります。この温度範囲を守ることで、髪に優しく、女性らしい柔らかなカールを作り出すことが可能です。特に細い髪質の場合、低温でゆっくりとカールをつけることが重要で、髪の健康を保ちながら理想のスタイルを実現できます。

髪が痛んでいる場合は少し低めの温度設定にする

痛んだ髪にヘアアイロンを使用する際は、特に注意が必要です。高温設定は既に弱った髪の毛にさらなるダメージを与える可能性があります。そのため、痛んだ髪には低めの温度設定をおすすめします。温度を抑えることで、さらなるダメージを防ぐことができます。また、カラーリングされた髪の場合、高温は色あせの原因となるため、低温でのスタイリングが望ましいです。適切な温度設定により、痛んだ髪の毛も美しく保つことが可能になります。ヘアアイロンを使う際は、髪の状態を考慮し、最も優しい方法でスタイリングしましょう。

髪の部分別!ヘアアイロンの適正温度

前髪は130度~150度!後ろをセットしたままの高温では危険

ヘアアイロンを使う際、特に前髪のスタイリングには注意が必要です。後ろの髪をセットした後、前髪に移る際は、温度を130~150度に下げることが大切です。前髪は顔に近く、また髪の質が細かったり繊細だったりするため、150度以上の高温は避けるべきです。この温度範囲を守ることで、前髪を優しくスタイリングし、髪のダメージを最小限に抑えることができます。

内巻ヘアは150度~170度でワンカール

内巻きカールを作る際は、150度~170度の温度が理想的です。この温度範囲を利用することで、髪の水分を保ちながら、美しいカールを形成できます。何度もアイロンを重ねて使うと髪の水分が失われ、カールの持ちが悪くなります。そのため、一回のアイロンで優しくカールを作ることが大切です。丁寧にスタイリングすることで、長持ちするカールを実現し、髪の健康も守ることができます。

メンズで束感を出すには150度~170度

メンズヘアでの束感の演出は、150度~170度の温度設定で簡単に実現できます。ゆっくりと髪にアイロンをあてることで、自然な束感が生まれます。特に、髪の毛に対してアイロンを均等にあてることが重要です。鏡を見ながら全体のバランスを整えることで、より洗練されたスタイルが完成します。

温度調整機能があるおすすめのヘアアイロン5選

Mejor セラミック ヘアアイロン

Mejor セラミック ヘアアイロン


Mejorのセラミックヘアアイロンは、そのコンパクトなデザインと軽量さが特徴です。プレートサイズは約24mm(0.9インチ)で、男女問わず使いやすいサイズ感を持っています。このヘアアイロンは、80℃から230℃まで5℃刻みで温度調整が可能で、プロ仕様の230℃まで設定できるのが魅力です。LCDモニターで温度を確認でき、ワンタッチロック機能や360度回転するコードなど、使い勝手を考慮した機能が充実しています。

さらに、このヘアアイロンはマイナスイオン機能を備えており、髪の水分蒸発を防ぎながら、長時間キレイなスタイルをキープします。チタンプレートとイオンスプレーにより、髪に高濃度のマイナスイオンを供給し、静電気を中和します。安全面では、使用開始から約60分後に自動的に電源がオフになる設計が施されています。髪の状態やスタイリングの目的に応じて、最適な温度を選ぶことができるため、幅広いヘアスタイルに対応可能です。

SALONMOON ミラーダブルイオンストレートヘアアイロン

SALONMOON ミラーダブルイオンストレートヘアアイロン

SALONMOONのミラーダブルイオンストレートヘアアイロンは、多様なスタイリングニーズに応える高機能ツールです。このアイロンは、80℃から230℃まで5℃間隔で31段階の温度調整が可能で、細かな設定により様々な髪質やスタイルに対応します。軽量で使いやすい360グラムのデザインと、24mmのプレートが特徴です。ミラーチタニウムプレートを採用し、滑らかで艶のある仕上がりを実現。さらに、ネガティブイオン発生器がキューティクルを保護し、髪を健康的に保ちます。3Dクッションプレートにより、ストレートからカールまで幅広いアレンジが可能です。プロ仕様の機能を備えつつ、手頃な価格で提供されるこのアイロンは、日々のスタイリングに最適な選択肢と言えるでしょう。

SALONIA ストレートアイロン

SALONIAのストレートヘアアイロンは、髪にやさしいマイナスイオン機能を搭載し、15mm、24mm、35mmの3種類のプレート幅から選べます。このアイロンは、120℃から230℃までの範囲で温度調整が可能で、ダイヤルによる簡単な操作で理想のスタイリングが実現できます。加熱時間は、15mmと24mmのモデルで約30秒、35mmモデルでは約35秒と迅速です。さらに、オートパワーオフ機能や360度回転コード、海外対応などの便利な機能も備えています。プレートは、チタニウムコーティング(ブラック、グレー、ネイビー)とセラミックコーティング(ホワイト)の2種類があり、スムーズなスタイリングをサポートします。また、専用の耐熱ポーチが付属しており、持ち運びや収納に便利です。

クレイツイオンアイロンクラインストレート

クレイツイオンアイロンクラインストレート

 

クレイツイオンアイロンクラインストレートは、120度から200度までの5段階温度調節機能を備えたヘアアイロンです。この製品は安全性に優れており、自動電源オフ機能が付いています。コンパクトな形状で、外出先に持ち運びやすいのが特徴です。髪のダメージを抑えながら、美しいヘアスタイルを長時間キープできるので、日々のスタイリングに最適です。また、このアイロンは、髪の毛の状態やスタイリングのニーズに応じて、温度を細かく調整できるため、さまざまなヘアスタイルを楽しむことができます。

SALONMOON チタニウム カール ヘアアイロン

短い髪でもロングバレル採用で使いやすいSALONMOON チタニウム カール ヘアアイロン。温度調節ボタンも改良され、より進化しました。温度は80度~220度まで。ミラーイオンチタニウムがスタイリングを仕上げてくれます。

▼元美容師がおすすめする、最新ヘアアイロンはこちら!

ヘアアイロンで髪の毛を傷めないようにするコツ

濡れた髪には使わない

濡れた髪には使わない

ヘアアイロンを使用する際、最も大切なのは髪が完全に乾いていることを確認することです。濡れた状態の髪は非常にデリケートで、アイロンの熱によって水分が急速に失われ、髪がダメージを受けやすくなります。ヘアアイロンを使う前には、ドライヤーでしっかりと髪を乾かし、髪の健康を守りましょう。また、高品質のアイロンを選び、適切な温度設定を心がけることも、髪を傷めないための重要なポイントです。

正しい乾かし方は、こちらの動画で紹介しています。

▼動画で使用したヘアオイルはこちら。

ヘアアイロンの前にスタイリング剤をつける

ヘアスタイリングの際、スタイリング剤を先に使うことで一発でスタイルが決まると考えがちですが、実はこれが髪の毛を痛める原因になり得ます。ヘアアイロンの熱とスタイリング剤が反応し、髪にダメージを与えることがあります。そのため、スタイリング剤はアイロンを使った後に適用するのがベストです。さらに、アイロン使用前には熱保護スプレーを使うことをおすすめします。

同じところに長時間あてない

ヘアアイロンで髪をスタイリングする際、髪の健康を守るためには、一つの部分に長時間アイロンをあて続けることは避けましょう。アイロンは髪の水分を奪い、形を整える役割を果たしますが、同じ箇所に熱を集中させると、その部分の水分が過剰に失われ、髪が乾燥し、ダメージを受けやすくなります。美しいスタイルを保ちながら髪の健康も考えるなら、アイロンは素早く滑らせ、一箇所に留まらないようにしましょう。 

同じところに何回もあてない

同じところに何回もあてない

 

ヘアアイロンでのスタイリングは、髪の毛を美しく見せるための鍵ですが、同じ部分に何度も熱を当てるのは避けましょう。特に、カールがなかなか決まらないときは、同じ箇所に熱を加え続けがちですが、これは髪のダメージの原因に。カールがつきにくい場合は、髪の束を細かく分けてみるなど、工夫が必要です。また、低温で何度も繰り返すのも髪には良くありません。適切な温度で、一度にスタイリングを決めることが、髪を健やかに保つコツです。

ヘアアイロン後はしっかり冷やす

ヘアアイロンで理想のスタイルを作った後、すぐに動き回ると、せっかくのスタイルが崩れてしまうことがあります。スタイリング後の髪をしっかりと冷やすことで、スタイルが安定し、ヘア剤もなじみやすくなります。特に、冷却ファンを搭載したヘアアイロンを使用すると、カールした髪を迅速に冷却し、スタイルを長時間キープすることができます。アイロンをかけた後は、髪をしっかり冷やすことが、美しいスタイルを維持するための鉄則です。 

ヘアアイロンの最適温度を守ってヘアダメージを防ごう!

ヘアアイロンを使う際、最適な温度設定は髪の健康を守る鍵です。一般的に、低温で時間をかける方が髪には優しいですが、スタイリングのニーズによっては温度を上げる必要があります。しかし、高温は髪のダメージを招くため、自分の髪質やスタイリングの目的に合わせた温度選びが大切です。ヘアアイロンの温度を正しく調整し、美しいスタイルと髪の健康を両立させましょう。

ヘアアイロンの仕上げには、スタイリングオイルがおすすめ♡

width='399'

ONCEはくせやうねり、ぱさつき改善に特化したヘアケアアイテム。トレンド感のある質感を再現できるスタイリング性能と、高い保湿効果と内部補修によるヘアケア性能の両方を兼ね備えているので、アウトバストリートメントとしてもスタイリング剤としてもご利用頂けます!

▼ONCEをもっと見る

HAIR編集部

HAIR編集部では、スタイリストが投稿する最新のヘアスナップを毎日チェックし、季節やトレンドに合わせヘアスナップと共にスタイリストを紹介しています。

消費税法による総額表示義務化(平成16年4月1日)に伴い、記事中の価格・料金表示は最新の情報と異なる場合がございます。ご利用やご購入の際には最新の情報をご確認ください。

関連する記事